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    Riku

    @rikuhajinan

    炭善を投げます。落書き、下書き、スケベ絵あり
    肌色多いのはワンクッションおきます。

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    Riku

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    クリスマス漫画にと思って書いた
    20ページ行きそうで
    どう頑張っても今年は無理

    ##炭善

    俺、善逸。12月16日、クリスマス前に彼女にふられた。

    モブ「ごめんね〜」

    昼休みの屋上

    こんな事ある?「手も握らせてくれなかった」
    伊之助「パン食って元気出せよ」
    炭治郎「…」炭治郎ぐっと決意する顔

    「我妻先輩!好きです!!クリスマス、俺と一緒に過ごしてください!!!」

    「え?まじ?俺フラれたばっかりなんだけど」

    「だったら俺が先輩の傷を癒します!!今が好機!必ずや先輩の心を討ち取ってみせる!!!」

    「いや好機ってなんだよ!ひでぇなお前!俺の情緒考えよーよ!」

    「これが当日のスケジュールです!!俺はもう頭にたたきこみました」

    文字が連なるB5のルーズリーフを善逸に押し付けるように渡す

    「こわ…!え?すげー細かい!竈門くん俺がフラれる前からこんな計画立ててたの?!フラれなかったらどうしたのよ」

    「すみません!!先輩とあのおんn…元彼女さんの様子を観察してたら大体予想できたので準備してました」

    「おい!!!ちょっとは包み隠そうか竈門くん?!今あの女って言おうとしたでしょ!こわ!!なんなのお前!」

    キーンコーンカーンコーン

    「あ、予鈴だ!先輩!好きです。俺、楽しみにしていますので」

    善逸の手にキスする炭治郎

    「?!」

    ドキっとする善逸

    「じゃ」

    名残惜しそうに手を離し、熱っぽく微笑んで去る炭治郎

    「ま、まじか…」

    俺、善逸。フラれた直後に学校一のイケメンでモテモテの後輩の竈門くんに告白されてしまった…

    なんとなく視線が熱っぽいなとか、近づくと凄い音してるなとは思ってたけど、まさか俺が好きで、いきなり告白とは…
    (なんか好機とか言ってたな)

    (俺がフラれると予想して)こんな、デートコース考えてくれてたんだな…相手が女の子だったら泣いて喜ぶだろうに
    なんで俺なんかと…

    それからクリスマスまでの一週間、竈門くんは毎日俺に会う度猛アピールしてきた

    (朝の校門前)「クリスマス忘れないでくださいね!」「竈門君ピアス」(善逸風紀委員)

    「〇〇駅の前ですよ!」「今授業中…」(体育中)


    いくらフラれたからって誰がクリスマスに男なんかっていつもなら思うんだけど…
    もう竈門くんならいっかって思っちゃったわ
    なんでだろ…

    △△△


    え?なんでなの?
    LINE「すみません!今電車乗って!遅れそうです!すみません」

    遅刻…人にはあんだけ念を押しといて…

    周りのカップルみる。

    早く来ないかな…竈門くん

    「先輩!」

    がばっ(抱きつき)

    「うわぁ!」

    「すみません!こんなに遅くなってしまって!」
    (走って、必死な顔)

    「ば、馬鹿!いきなり人前で抱きつくやつがあるか!」

    「あ…ご、ごめんなさい!先輩から不安そうな匂いがしたので」

    「……っ!」真っ赤になる善逸

    なんだそれ…!

    ていうか竈門くん…すっげぇかっこいい…いつもより大人っぽくて…

    「先輩…私服凄くかっこいいですね!」

    「俺が言おうとしたんだけど!」
    「え?」
    「…なんでもない。べつに。普通のかっこだよ?」
    「先輩、お洒落なんですね!それに俺の為に着てきてくれたんだと思ったら嬉しいな」

    「…ありがと」

    本当に嬉しそう…

    「ど、どうする?今からじゃ映画は間に合わないね」
    「すみません…あんだけ先輩に言っておいて不甲斐ない」
    「いいって。寒いしお腹すいちゃったし、あったかいご飯たべよっか」
    「…はい!」

    △△


    「美味しかった!お腹いっぱい!デザート楽しみだなぁ、竈門くんは頼まなくてよかったの?」

    「俺はデザートを頬張る可愛い先輩見てたら充分です」

    「な…おいやめろ。別に可愛くねぇよ」

    「可愛いのに」

    「竈門くん、告白してきたと思ったら遠慮なしだね…」

    「当然です。言ったでしょう?俺必ず先輩を射止めるって」

    「…本気なんだ」

    「あたりまえです!」

    「変なやつ」

    照れながらぐいっとジュースを飲む。炭治郎はその様子を見ながら申し訳なさそうな口調で話し出す

    「先輩…俺遅れたのに怒りもしないし理由も聞かないんですね」

    「え?だって、竈門くんが遅れてくるなんてよっぽどの理由があるんだろうなって思ったから。心配したけどちゃんとLINEもくれたし充分じゃん」

    「…」

    今度は炭治郎が顔が赤くなりうつむく

    「?」

    「じ、実はろくたが…1番下の弟が熱を出して。病院に連れて行ってたら出る時間が遅れてしまったんです」

    「え?!来て大丈夫だったの?」

    「はい、大丈夫です。そんなに熱は高くなくて、今は薬飲んで眠ってます。両親もいますし」

    「無理しなくてよかったのに」

    「…先輩に会いたかったんで」

    「…そっか。弟くんにはちょっと悪いけど……嬉しいよ。来てくれてありがとう、竈門くん」

    はにかむように笑う善逸。

    「先輩…!」

    ぎゅんとときめく炭治郎

    「俺、慌ててしまってもたついてたら、妹にデートなんだから早く行ってあげてって怒られてしまいました。」

    「え…妹さんにデートって言っちゃったの?」

    あせる善逸

    「我妻先輩のことはよく話してたので…恥ずかしながら今までデートスポットを知らなかったから今日行くお店や場所も実は妹に色々教えて貰ったんです」

    そう照れながら話す炭治郎

    「相手が俺だってことも知ってんだ?」

    すげぇ、恥ずかしい。そうゆうこと家族に話しちゃうんだ。どんだけ仲がいいんだよ竈門家は…

    「はい!両親にも今度家に遊びに連れてきなさいって言われてます」

    「り…両親?!早すぎでしょ!ちょっとどうなってんの竈門家!落ち着こうか!!!」

    「なんか変ですか?うちは皆んな先輩が家に来るの待ってますよ」

    「ひええっ?!」

    デザートきてレストランでの会話終わる



    先輩、なんて優しいんだろう
    こんな…俺を信用して、全てを許してくれるような人を俺は知らない

    なんとしてでも…俺は我妻先輩が欲しい

    △△



    「わぁツリー綺麗だね」

    「はい」

    ツリーより善逸を見てる炭治郎。

    「くしゅん!」

    「先輩!」

    「ごめ…鼻水出ちゃった、ありがと」

    善逸の鼻をごしごし拭く
     
    「先輩そういえば随分薄着ですよね?寒くないんですか」

    「ぐす…寒いよ」

    緊張して、マフラー忘れてきたなんて言えねぇな
    けど。めっちゃ寒い。どうしよ

    「どうぞ」

    炭治郎が自分のマフラーを巻いてあげる

    「え、いいの?」

    「俺、寒さに強いんですよ。似合ってます」

    「ありがとう。あったかい」

    善逸の笑った顔にきゅんとする炭治郎

    (可愛い!だ…抱きしめたい!)

    「…」


    そういえば、俺フラれたんだよな。あの子ともクリスマスにツリー見ようねって話してたのに。新しい彼氏ができたってひどくね?

    でも、あの後竈門くんがすぐ告白なんかしてくるから、なんだか悲しむ暇もなくて、むしろ忘れてたな…
    気づいたらあれから今日のデートのこととか、竈門くんの事ばかり考えてた…

    「竈門くん…」

    え…

    「は…はい」

    竈門くん俺を見てた?

    「どうしました?」


    「えと竈門くんは…その…なんで俺なの?」

    「なんでって…」

    「いやだって…竈門くんモテるじゃん!」

    「そうですか?」

    「いやいやいや!まさかの自覚なし?!しょっちゅう呼び出されて告白されてるでしょ!俺知ってるからね、今日だって何人デートに誘われた?」

    「なんで先輩がそんなこと知ってるんですか?俺先輩に話してないですよ?」

    「え…だって…えと…噂で聞こえてくるから…」

    それに…見てた…耳を澄ましてた…この一週間竈門くんをずっと…
    それって、そうゆうこと?

    「………」

    「…先輩、好きです」

    「!!」

    「先輩も俺のこと好きですよね?」

    「あ…いや…その」

    真っ赤になり瞳を潤ませる善逸

    「先輩っ…そんな顔されたら、我慢できなくなる」

    そっと抱き寄せて抱きしめる

    「か…竈門くん…ここ…人いっぱいだから」

    「好きだ…大好きだ…会った時からずっと…こうしたかった」

    「あ…俺も…好き…竈門くんが好き」

    ぎゅーん

    (すげえ音…)

    手を握って歩き建物の影に連れ込む炭治郎

    「竈門くん?」

    「先輩…キスしていいですか」

    「ま、まさかその為にここに来たの?」

    こくりとうなづく炭治郎

    「先輩、人がいるって気にするでしょう?それに、ここの方がゆっくりできるし…ツリーも他の人も見ないで先輩には俺だけを見てほしいから」

    「!!」

    両手を握ったまま壁に縫い止める

    「竈門くん…とんでもねぇな…」

    「……先輩、キスしていいですか?」


    「…何を今更…」


    終わり
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