短期夜勤アルバイターチャ(26)と会社勤め(ちょっと偉い人)のコノ(40)
チャンドラ(26)
現在フリーランスのブログラマー。
学生時代にコンビニバイト経験あり。
大学卒業と当時にプログラミングの会社に就職するけどドブラック過ぎて早期退職(連合……)。
持ち前の器用さとコミュ力でフリーランスでもちゃんと食べて行けるぐらいには稼げているが、雇われ店長やってるトノムラに泣きつかれて半年だけコンビニでバイトすることに(※この後雇われ店長トノムラは無事に逃げ出すから安心してほしい)
主に週1~3勤務の深夜勤(24~7時まで?)。
本業に余裕があればたまに朝ちょっと居残ったり、夜(19時~)とかも入っていたりする。やさしい。
同じコンビニには学生バイトとしてキラ、サイ、ミリアリア、カズイ、トールがいて、突然店長(トノムラ)がサングラスかけた知らない人連れてきたってビビられたけど、めちゃくちゃ話しやすいし仕事できるしで即懐かれた。
コノエ(40)
仕事の転勤でチャンドラのバイト先の近くに引っ越してきた大手企業のそれなりに偉いおじさん。
品があり立ち居振る舞いも優しいとおば様店員に大人気。
基本的に珈琲より紅茶派だけど、新しい部下であるアーサーに「最近のコンビニコーヒーっておいしいんですよ!」と口コミを受け、お試しに買ってみることにする。
が、マシンの使い方がわからず、「ごめん教えてくれないかな?」といった相手がチャンドラだった。
早朝に訪れたにも関わらず、嫌な顔一つせずに二つ返事で「いいっすよー」と言ってくれ、「まあカップ置いてボタン押すだけなんですけどね」というチャンドラ。
「教えてくれてありがとう。初めてだから勝手がわからなくてね」「そういうお客さん多いので全然気にしないでください。最近また美味しくなったんで自分もよく飲んでるんですよね」みたいな軽いやり取りをして遭遇一回目は終了。
後日、確かに不味くはなかったしたまには珈琲生活もいいかもしれないなともう一度コンビニに行くと再びチャンドラと遭遇するコノエ(早朝)。
遭遇二回目なのに「あ、また来てくれたんですね。今日も珈琲飲みます?」と顔を覚え声をかけてくれるチャンドラに純粋にいい子だなと思う。
その一件以降、珈琲を買うと言う名目のチャンドラと会えるといいなというちょっとした下心で、頻繁にコンビニに行くタイプじゃないのに週3回ぐらいで通うようになるコノエ。
でもチャンドラのシフトを把握しているわけではないから勝率は二週に一回当たればいい方。
チャンドラと鉢合わせると不自然じゃない程度にチャンドラに声をかけるようになるし(お疲れ様、おはよう、とか軽い挨拶から回数を重ねてちょっとずつ会話が増える)、チャンドラとしても悪印象はなく、物腰柔らかいイケオジかっこいいなぁ、話しかけてくれるしいい人だなぁとちょっとずつ好感度が上がる。
チャンドラが雇われて半年が経とうとする頃。
クリスマスにサンタ帽を被ったチャンドラにチキンとケーキを売られたり(終わったらみんなで食べてと差し入れとして別でケーキを買ったりもした)、正月も新年早々会えて嬉しいな、なんて言ったりして順調に距離を近づけていたコノエだったが、突然チャンドラに「俺、そろそろ辞めちゃうんですよね~元々期間限定って約束だったんであと数回で終わりです」と言われてびっくりする。
チャンドラ的には学生達と仲良くなれて嬉しいし楽しいし、今まであんまり縁がなかった物腰柔らかな歳上の優しい男の人(コノエ)と縁ができて嬉しいしでもう少し続けてもいいかなと思っていたのだが、本職として大きな仕事に取り掛かることが決まっていたので、最初の約束通り半年+1ヶ月で辞めることを決意。(それでもコノエとの別れを惜しんで+1ヶ月はした。トノムラは泣いて喜んだ)
コノエは寂しくなるが、でもチャンドラくんもまだまだ若いし、これからを考えるのであれば転職もやむなしと自分の気持ちに蓋をして、「そうなのかい…。寂しくなるね」と言って、ただチャンドラの最後のシフトの時までコーヒーを買いに通った。
最終日には「今までお疲れ様。新しい仕事も頑張ってね」と自分の分のコーヒーと、チャンドラの分のコーヒー、チャンドラが甘いものが嫌いじゃないと知ったからちょっとしたお菓子(いい所のやつ)を渡すコノエ。
チャンドラも「ありがとうございます。またどこかでばったり会えたらいいですね」と二人はお互いに連絡先を交換しようとすることも無く、『親しみやすい店員』と『いい常連さん』という枠を超えずに終わることを選んだ。
時が進んで二年後。
フリーランス時代の縁でAA?オーブ?に拾われることになったチャンドラ(28)は新しい取引先への挨拶として、とある大手企業に赴くことになる。
アポを取り付けたのは上司で、チャンドラはほぼ付き添いみたいな感じ。
「超有名企業じゃん…すご…」と借りてきた猫みたいになっていたのだが、ここで待つようにと通された会議室の扉を開けて入ってきたのは、プロジェクト責任者コノエと技術責任者のハインラインで。
突如現れた二年前の常連客だったコノエの姿に目を見開き「え」と声が漏れるチャンドラ。
何故か懐かしく聞き覚えがある声がするなと顔を向けると、二年前懇意にしていたサングラスとふわふわな癖毛が特徴的なあのコンビニ店員チャンドラがいて固まるコノエ。
「チャンドラ、くん…?」
「コノエさん…?え……え?!?!?!」
って運命的な出会いを果たすところから始まるコノチャの話~~~!!!!!!!
読みたい!!!!!!!!
チャンドラ→元フリーのプログラマー兼コンビニ店員、現サラリーマン。トノムラとは高校から、パルとノイマンは大学時代からの友人。お人好しと器用さで雇われ店長になってしまったトノムラに泣き疲れて約半年間コンビニで働いている間にコノエと出会う。そしてコンビニを退職して二年後に取引先の相手としてコノと再会を果たす。運命的な再会と捉えたコノが本気を出してきたので早々にコノチャが成立して自分でもびっくりするけど、なんだかんだ年上彼氏に甘やかされるのも悪くないなーと思っている。ノイマンの隣の部屋に住んでいる
コノエ→大手企業のちょっと偉い人。転勤してすぐの頃にコンビニアルバイターのチャンドラと出会って好意を覚えるが、チャンドラの未来を応援してその時は何もしないまま終わる。二年後、チャンドラが取引先の相手として再会しびっくりするが、自分の中の好意が無くなっていないこと、チャンドラからも少なからず好意を感じることで思い切って連絡先を交換。逃がさないと言わないばかりにあの手この手で本気でチャにアタックして無事にコノチャを成立させる。しごでき年下彼氏が可愛くて仕方なく目尻がずっと下がりっぱなしな模様。独身貴族を謳歌して会社から程よい近さの広い部屋に住んでいる(あわよくばチャンドラを自分の会社に引き抜きたいとも思っている)
ノイマン→配達員。トノムラとチャンドラとパルは大学時代からの友人。コノエとハインラインの会社があるエリアを担当している。帽子で隠れがちだが涼しい目元と清潔感があってテキパキと仕事をする姿に色んな会社に隠れファンがいる(ハインラインと面識はないがすれ違ったことはあり、顔がいい人がいるんだなと思ったことはある)。趣味は運転で、私物の車やバイクには拘りがあり、休日はドライブしがち(予定が合えばチャンドラも同行させたりする)。マシンが好き&レーサー顔負けな運転技術にハイに興味を持たれアタックされるようになる。ハイが本気でマシンを作るなら乗ってもいいと思っている。チャンドラの隣の部屋に住んでる
ハインライン→コノエの下で働く大手企業務めな極めて優秀なエンジニアで技術責任者。開発が佳境になると二徹とか普通にするのめり込み気質。趣味はプログラミング、マシン問わずとにかく機械いじり全般。その一環として乗り物の設計やモデルが見るのが好き。一般人開放型のレース体験場でプロ顔負けなノイの操縦を見て一目惚れして連絡先を交換する(頑張ってる)。一目惚れの後、社内で聞き覚えがある声がするなと思ったら配達員姿のノイがいてびっくりするが、これ幸いとめちゃくちゃアタックし始めるようになってハイ→ノイのアタック劇が秒速で社内に知れ渡る(応援されてる)。夢はノイに自分が作ったマシンに乗ってもらうこと。利便性一択で会社から近いタワマンに住んでる
※コンビニ店員以外の知識は全部適当に書いてるので色々おかしくても目をつぶって欲しい