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    🌸https://privatter.net/p/10853753
    前半は同じ内容です

    弊社による五番氏小説プレゼン資料(2024年度版) 🌸自己紹介
    ・過酷な運命に立ち向かう坊ちゃんが大好物
    ・文字数が多ければ多いほど興奮する
    ・一瞬の情景を切り取ったようなSSも大好物
    🌸プレゼンに至った経緯
    ・弊社が細々と楽しく描いているパラレル連作の設定でお小説を書いてくださった
    ・何か弊社にできることはありますか、アッ御社作品のプレゼン!?悦んで!!
    🌸ご説明
    ・何せ弊社は坊ちゃんが大好きなので、せっかくなので坊ちゃんファンの弊社がウオオとなるポイントをご紹介したのち、各作品に出向いていただきたいと思いました。

    📚プレゼン本編📚
    五番氏の小説に登場するテラ・マクドール氏は設定やキャラ付けがかなり尖っており、とても特徴的であると思います。逆張りといっても過言ではないのですが、その特異性がかえって非常に印象的であるとも言えます。ここでは、私が個人的にテラ氏に対して抱いている印象と推しポイントを、箇条書きにてプレゼンさせていただきます。
    ◆瞳の色について
    1995年当時のゲームパッケージに描かれている坊ちゃんの瞳の色はやや分かりづらかったが、リマスター坊ちゃんの瞳は黄色だとよくわかります。(解像度万歳)他作品を例に挙げさせていただくのは忍びなくも思いますが、拝見した二次創作全盛期から現在までの同人誌や創作物を思い出す限りでは、黄色、黄金色、赤色、緋色、黒色、あるいはソウルイーターを発動する時のみこれらのどれかの色になる、等の特徴があったように思います。
    テラ氏の場合、基本は「蜂蜜酒のような色」ですが、ソウルイーターがその瞳の表面を覆い隠し、「瞳孔の確認できない、真っ黒で生物ではないような瞳」と書かれています。
    作中でも、好印象を抱かせるような瞳とは対照的ともいえる描写が目立ちます。
    奇異といっても過言ではない造形とした狙いはなんなのか‥‥坊ちゃんの異質さ、違和感を際立たせているようで、個人的に大好きです。
    瞳が真っ黒なだけで目の周りの表情は雄弁にその感情を語るとのことなので、周囲の人々は特に困っていないそうです。これが異質さを緩和させている要因でもあるようで、作中ではそこまで言及されてはいませんでしたので、ご安心ください。
    作品の中で人物の目についての描写というのは様々な意味を持ちますが・・・是非作品内で目撃していただきたく思います。

    ◆身体的な描写のなさについて
    身体的特徴の描写があまり詳細に書かれていないことも特徴のうちの一つではないかと思います。
    身の丈がどれくらいだとか、腕の逞しさだとか、腰周りだとか、そう言った身体的な描写がほとんどなありません。まるで、その場にいるひとびとが、それ以上の「なにか」に気を取られている、或いは「自然に」それを受け入れているかのような印象を受けます。
    だからこそ、その容姿や佇まい、雰囲気に存分に想いを馳せることができます。
    作中で大立ち回りをするのなら身軽で、身の丈はそこまでないのではないか…カイ師匠との特訓であんなことをしているのなら筋力はこれほどのものであろうか…妄想逞しく、自由にその容姿を思い描きながら物語を堪能できます。
    例外的に、身体的な描写というか、着用している服装について印象的に記されている作品があります。「トランの英雄、南境に囚われ扇もて逃るる事」の三章目です。この中で坊ちゃんは資産家たちの食事会に招かれますが、荘厳なる佇まいがこれでもかと惜しげもなく目にも鮮やかに書き記されています。私は推しが着飾った描写が三度の飯より大好物なため、ここだけ20回読みました。是非一度作中で目撃していただきたく思います。

    ◆戦闘力
    7日間不眠で敵を待っていようが、砲撃の衝撃で腕に工具が突き刺さって片耳が聞こえなくなろうが、綺麗な笑みを浮かべて宿敵を威嚇し、嗤います。
    「あのひとはいつもいつも」とリオウ君に頭を抱えさせるくらいにはトラブルメーカーですが、それを乗り越えるのを可能にするのもひとえに彼個人の戦闘能力の高さゆえでしょう。ゲーム本編でも壊れ性能ともいえるステータスを存分に表現しております。
    テラ坊ちゃんは邪悪に笑んだり、綺麗に笑んだり、色々な笑み方をしますが、武者震いの類であると推測します。テッドと坊ちゃんのIF作品の中で明言されていますが、「物事が困難であればあるほど燃える」そうです。一般的な言葉で言うと「戦闘狂」なのではないかと推測されます。
    強くて強い坊ちゃんが大好物の方にはぜひとも読んで、その笑みの向こう側にある何かを感じていただきたく思います。

    ◆博識と教養
    テラ坊ちゃんは文武両道を地で行きます。地で行くどころか、両方ともの練度が高すぎて普通に超人じみています。リオウ君(2主)が「エッ」ていうレベルでレベルが高く、教養と礼節を備えており、それが必要な場では瑞々しく清々しい対応をされています。テオ様もそれを当たり前としている描写があり、親子の会話シーンでは思わずこちらまで背筋が伸びるような心地を味わえると思います。
    船に乗れば詩作をするし、時鐘が4回なる間に本を二冊読み終わるほどで、特に読書はお好きのようです。一方で先述した通り武士であり、先の戦争で首魁を務めた人物でもあります。もう、「強い」に、三重のカギカッコをつけて大声を張り上げても表現しきれないほどの強さだと感じました。
    リオウ君がテラ坊ちゃんについて、頭の良さやリーダーの素質などの観点から自分を比べてみてしまうことも多いようで、Wリーダーの連作(Fractions)にもよくその葛藤や心の揺れが描かれています。
    リオウ君が悩み、坊ちゃんに対して様々な思いを抱いたり四苦八苦する様はもどかしくもありますが、リオウ君の感性が弊社というか、プレイヤーというか、読み手に近く設定されている気がしますので、リオウ君にすごく感情移入してしまいます。思わずリオウ君のことを応援してしまいます。

    ◆言葉遣い
    テラ氏がセリフをしゃべるとき、句読点に独特の間があります。句読点が極端に少なかったり、呼吸の間だとわかるような「、」のつき方に、聞こえるはずのない落ち着いた少し低めの声が脳内再生される気がします。仰々しくて、偉そうで、でもお茶目で、たまに古風な喋り方をします。フリックやビクトール他、気の知れた解放軍メンバーには気安さと厳しさの垣間見えるやり取りを、目上の人、初対面の人には恭しく丁寧な言葉遣いを、親友には信頼と親愛を込めた語り掛けを。相対する人と状況、伝えたい内容によって口調や語彙、語感を故意に変えているようで、彼の教養の高さ、地頭のよさが良く現れているように感じます。一般的には常識的かもしれませんが、テラ氏の場合は振れ幅と言いますか、語り方が独特なので是非本編を見ていただきたく思います。
    ちなみに弊社のいっとう好きなセリフは下記です。
    「・・・・『退屈』か、テラよ。」
    「・・・・少し、」

    ◆終わらない
    上記のほかにも魅力的な面はたくさんありますが、何せ弊社の独断と偏見ですので、是非このプレゼンを見てくださっているあなたのその目で確かめに行っていただきたく思います。
    そして、上質で、魅力的で、わくわくする読書体験をしていただきたく思います。
    少し語彙がむつかしいところもありますが、これは五番氏も直接言及しており、氏渾身の力作、「英雄イベント」の前書きに記載があります。二次創作文化、20年という時の流れ、インターネット黎明期の先達たちの積み重ね、歴史を感じながら、その理由に唸ってほしいと思います。弊社は潤みました。

    📚作品リンク集📚
    ※特選
    ※ぽいぴくくんはリンクが貼れないので、キャプションにリンク集を備えたprivaterのリンクを貼らせていただきました。

    👏長編
    ◆Fractions_#00、#01「英雄イベント」
    ◇あまりの大作だったため腰を落ち着けて読んだ。すごい読書体験をさせてもらって、大ファンになった。ただの英雄イベントの話ではない、イベント前後の話、トランでのあれこれ、あのキャラもこのキャラも大活躍の大判振舞。2主、ビクトール、フリック、グレミオ、フィッチャー、クラウス、キニスン・・・まだまだいるよ!

    ◆トランの英雄、南境に囚われ扇もて逃るる事
    ◇坊ちゃんがかっこよすぎてしびれまくり、なぜかアクション映画を見まくった。なぜか漢詩も復習した。本編とは少し離れた話。いわゆる冒険浪漫活劇もの。出演されるオリジナルキャラクターのファンになってしまった。扇で舞うように戦う姿が目に浮かぶような戦闘描写は必見。

    ◆真/偽伝 父を殺すということ
    ◇テオ戦について坊ちゃんが語られるお話。ナナミや2主くんの純粋さがまぶしく、ルックやビクトールたちの冷静さが光る。重厚で、戦争味が強め。戦火と煙の臭いが漂ってくるような、鬼気迫るお話。一騎打ちを受ける坊ちゃんの下りは必見です。

    👏短編
    ◆「Wリーダーシリーズ」
    ・Fractions_#02
    ・Fractions_#03
    ・Fractions_#04
    ・Fractions_#05 他
    ◇Wリーダーを中心としたシリーズもの。短めの文章で読みやすく、しかし的確にワクワクさせてくれたりしんみりさせてくれたり。感情をうまく揺さぶられている感じがする。リオウ君、がんばって!

    ◆「IFシリーズ」
    ・(一)
    ・(二)
    ・(三-上)
    ・(三-下)
    ◇テッドと坊ちゃんがあのあと・・・・のIF作品。多くは語れませんがえんえん泣きました。テッド君が幸せそうで私は胸がいっぱいになりました。親友が好きです・・・

    このほかにもGalleria等には氏の作品が複数掲載されております。
    全てとなると膨大な数になってしまうので、個人的に特に好きな作品を列挙させていただきました。
    是非気になるものがございましたら読み進めてみてくださいませ。


    🌸あとがき
    ここまで個人の独りよがりな一人語りにお付き合いいただきありがとうございました。
    語りを許してくださった五番さんへ、感謝の気持ちを込めまして。
    2024.3.31 中村メノ拝

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