Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    rokuto_gametoka

    @rokuto_gametoka

    サマイチのすけべ

    ☆quiet follow Yell with Emoji 😊 💗 🍙 🍕
    POIPOI 27

    rokuto_gametoka

    ☆quiet follow

    メイドとバニーの1️⃣
    次の本の衣装ねりねり
    ※少しだけえっちな表現があります

    Tap to full screen (size:2068x1284).Repost is prohibited
    🍑💖💖❤❤❤💖💖🍑💖💖💴💖❤💞💘💕💗💓👏👍✨💴💞🍼🍼☺💴💴🐰🐰😋😋🍼💖💖💖💖💖💖☺😍☺💖🇪
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    yaki_kagen

    DONEてででサマイチに遭遇した③のはなし。
    *🐴ピアノが弾けます。
    ねこふんじゃった

     帰宅する人波が増える前の、一瞬の落ち着いた時間だった。駅を抜けていると、どこからかピアノの音がきこえてきた。緩やかに走り出したメロディは、次第に跳ねてテンポをあげる。低い音がタン、トンつまずきながら追いかける。これ、しってる。音の出所を追いかけて、三郎は青と緑の瞳でぐるりと周囲を観察した。どこだろう。ふらふらと足を進めて行くうちに、みっつのメロディはぶつかりあったように跳ねて止んでしまった。
     クツクツと声をひそめた笑い声が聞こえる。いつの間にたどり着いたのか、どこの路線にも繋がっている駅の中にぽっかりとできた広場に、一台のピアノがあった。それに触れる男の人が二人。弾いていたのは間違いなく彼らだろう。肩をぶつけあって、なにかを口にしては肩を震わせている。
     そのうちのひとりは、三郎もよく知っている一番目の兄だった。
     学生服を着て二の腕には赤いバンダナをつけている。この頃はなんだか折り合いが悪くて、顔を合わせることも、話をすることもなくなっていた時期だった。学校の帰りにきたのか、高校生が小学生と同じ時間に終わるのか、それともサボっているのか。いまの三郎には分からな 827