雀野ないあ日本人。横浜異人町出身。
両親がハワイ好きだったことから、ハワイ語でイルカを意味するナイアという名が付けられた。ただ、カタカナではなくひらがな表記。
職業はイラストレーターだが、鳴かず飛ばずでバイトをしながらたまにくる依頼の絵を描いていた。
ある日、大きな仕事の話が来るが、それには費用として大金が必要だという。用意できなければ、他のイラストレーターにまわすと言われ、悩むがこれが成功すれば…と夢を見、借金をして用意する。ただし、普通の金融等では借りられる立場ではなかったため、ヤミ金から。
結果、だまされ仕事は嘘で借金のみが残る。利子を返すのがやっとの日々。脅され借金を返すために悪いこともしていた。
ある日、体を売ることを提案され、逃げることを決意。とある伝手で海外…ハワイへと逃亡する。
これで逃げられたと思ったのもつかの間、ハワイでの生活は大変で持ってきた生活はすぐに底をつき、結局また借金をすることになるが、その相手は山井。
逃亡先でも同じ…いや、それ以上の地獄の日々を味わうことになる。手を悪事に染めて、金を稼ぐ。
つらい毎日の中で、ないあは一つだけ光を見付けていた。トミザワとの出会い。初恋だった。吹き溜まりの中で唯一優しくしてくれたのがトミザワだった。
後にトミザワには家族があったことを知り、気持ちは秘めたままでいることを決意していたが、実はトミザワはないあの気持ちに薄々気付いていたし、仄かにないあを想ってしまっていたため悩んでいた。
借金返済は思うように出来ず、ここでも体を売ることを提案される。地獄なら抜け出すため…と少し揺らぐが、山井に呼ばれたトミザワの声が聞こえてきたため、それだけは、と断固拒否をする。
それが気に食わなかった組員に暴力をふるわれ、顔に傷を負い、山井一派を飛び出すことを決める。逃げるばかりの人生だと思いながら。
アジトを抜け出すことに成功したものの、気付かれ追われる。
スコールの降る中、あと少しで追い付かれる!という状況で春日一番と桐生一馬に出会い、助けを求める。助けてもらえなければ、私の人生は終わると心の中で呟く。ないあにとって賭けだったが、結果は勝ち。
二人に助けられる。
事情を聞かれ、イラストレーターをやっていてハワイに移住しようと思ってこちらに来たが、土地勘がなかったため危ない地区に入り込んでしまい襲われた、と嘘を言っている(後にトミザワ仲間入り後に本当のことを話した)その後、二人に頼み込み行動を共にするようになる。
三田村英二の宿泊施設を山井一派が襲撃してきた際、桐生に促され身を隠す。
トミザワの骨を折られた瞬間、飛び出そうとするがないあに気付いていたトミザワが山井に気付かれないように「出るな」と言うように軽く首を振ったのを見て堪える。
その後、茜のいるという場所へ同行し山井と遭遇。しばらくの間、山井一派に身を置いていたことが春日と桐生にバレる。
組員に今こっちに戻るならゆるしてやると言われるが、春日や桐生の言葉を聞き、トミザワと共に自分で選んだ地獄を歩むことを決める。
トミザワの絆ドラマ3話後くらいに酔ったないあは想いを告げている。トミザワはそれをしっかり受け取った上で「もう少し待っててほしい」と言う。
当初、マリーには会うつもりはなかったため、一人で心の整理をするつもりだったが、いい形でトミザワの気持ちに決着がつく。
その後きちんと二人で話し合い、両想い確定にも関わらず、友達から始めることにした。
友達と言いつつ、時々キスはしていたようである。
ラストバトル決着後、再び日本を訪れていたトミザワとないあはこれからのことを話し、ここでやっとちゃんと恋人になり、ないあは本当にハワイへ移住し、パレカナの手伝いをしながら、幸せに暮らす。
もし、続編がありトミザワが出る場合、9でも二人は結婚していない。全員結婚式に出席してもらいたいと譲らず、なかなか揃わず…。