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    ここあぱうだー

    @cocoa_powder_s

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    ここあぱうだー

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    ななみとまおこの楽しい毎日 第一〇話 ある日、くまがショッピングセンターに行きました。
     すると、店の入り口で、かわいい女の子が金魚すくいの屋台をひらいています。
    「じょうさん、おれと少しデートしませんか?」
     くまは、そう言って女の子をさそいます。女の子は、あいまいに笑って首をふります。
     くまはなんとかしてこの女の子をデートにさそおうと思いました。そしてショッピングセンターに入り、おいしそうなチョコを買います。
    「今はバレンタインじゃないけど、おれがバレンタインだと思ったら、周囲もそれに合わせなきゃいけないんだよ。キサマわかったかゴルァ!」
     くまはそう言って、店員さんに胸をはります。

     さて、くまがチョコレートを持って外に出ると、女の子はいませんでした。かわりに、ななみが金魚すくいをしていました。
    「ななみさま、ここらへんにかわいい女の子がいませんでしたか?」
     くまは、ななみにたずねます。
    「なぁに、かわいい女の子はわたししかこの世にいないでしょ!」
     ななみはそう言って、ロックを踊ります。
     くまは、ななみだけは殴らないと心に決めていましたが、もうがまんの限界でした。
     いきなり、殴りかかってきます。
     ななみは、これをひょいとかわしました。くまは、いきおいあまって、床に頭をうちつけます。
     ドスン!
     くまは、ふしぎなことに気付きました。床にものが当たるひびきが、いつもと違うんです。
     くまは、頭をうちつけた床を見てみます。
     すると、とてもわかりにくいマンホールになっているではありませんか。
     くまは、マンホールを開けてみました。そこに、さっきの女の子がいました。悪の組織に、閉じ込められてしまっていたのです。
     かわいい女の子は、言いました。
    「くまちゃん、ありがとう! 大好きっ!」
     それを聞いたくまの頭から、マグマが大量発生しました。
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