拾われたどぽもちの話　俺は世間一般で「どぽもち」と呼ばれる個体だ。ディビジョンバトルの優勝経験がある人物がモチーフとなっているのだが、それゆえに悲劇は起こってしまった。
　人気すぎて、需要と供給の割合はいとも簡単に崩れてしまった。製造が間に合わず、毎日フル稼働する工場と従業員。疲れ切った現場からはまれに粗雑品が生まれてしまう。
　それが俺だ。
　顔のパーツの配置が悪いせいで、本来ならばぺろりと可愛く舌を出しているあざとさは皆無になってしまった。どことなく疲れ切ったような、ぐったりとしているような、悲壮感の強い表情をしている。
　俺を手にしたお嬢さんの「何これ？　独歩君の顔はもっと可愛いから！！」という言葉は今でも忘れることができない。

我是凪诚士郎诚100人　　“呜哇——玲王的公寓好豪华。”

　　我抓着背包的肩带，站在廊桥外围，衷心地赞叹道。若只是在繁华拥挤的东京安家置业，买下公寓的其中一层，对于年薪已经超过10亿円的我来说完全是小菜一碟。但玲王拥有的却是这一整栋40层的高级公寓——刚刚得知这个消息的我不禁瞪大了双眼。

　　作为已经继承了部分家业，坐到了御影集团子公司的社长之位的玲王，公寓或应大概算是基础的必需品吧？玲王是不会为了钱烦恼的类型，虽然是有钱的公子哥，但又不会显得傲慢，这也是我跟他相处得好的理由之一。

　　就像现在一样，玲王热情地招待了我。“凪还是一直没变呢，高中的时候每次去御影宅都这么说……不过，为什么突然要来我家呢，真的把我吓了一跳。”

　　玲王的目光在我的书包上扫了一圈，我不太明白是什么意思，呆呆地回望过去时，玲王又马上变回了平常的样子。