究極論百年後、この星は滅亡するらしい。
そんなニュースをぼんやり見ていた。そう言えば小学生の時にノストラダムスの予言が流行りましたね。あれによるとこの星はとうの昔に滅亡している予定だったんですけど。温暖化で北極や南極の氷が溶けているとか、作物が育ちにくくなっているだとか言われながらも、未だ地球は呼吸をしている。
ところで滅亡する瞬間とはどんな感じなんでしょうか?
「誓さん、何を見ているんですか?」
「これです。興味湧きませんか?」
「あれに似てますね、ノストラダムスの予言」
「大河も知っているのですね」
「うっすらぼんやりと、ですけどね」
確かに本屋に行けば大予言の本など腐るほど並んでいますから。どんな事が書いてあるのかなんて、実際私もよく分かりません。おそらく滅びる原因が書いてあるのでしょう。
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