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    ya__ma__do__ri

    @ya__ma__do__ri

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    ya__ma__do__ri

    CAN’T MAKE銃理です ジュにペロリンチョされるリ
    随分とまぁ可愛らしい姿になったものだと彼を抱き上げる。

    勿論、普段なら叶わない行為だ。上背も体重も己より大きい筋肉質な成人男性を軽々と持ち上げるなど不可能と呼んで差し支えない。現在の毒島はまるでゲームセンターやアミューズメントパークで景品として売られているぬいぐるみである。もとより幼い顔立ちは更に幼児的柔らかさを増し、ハロウィーンの仮装が一層年齢不詳の外見に拍車をかけている。大腿の上に乗せ白い頬を撫でると、予想通りの柔さを感じた。あまりにも強く突くと破いてしまいそうであるが指先の心地よさが堪らない。入間は手袋を外して直接毒島の頬の感触を堪能し始めた。焼き立てのパン、蒸し上がった直後の饅頭。入間は昼餉を食べ損ねていたが、仕事で抜く事も多々あり慣れてしまっていたのと、現在の状況に驚いて己の肉体が空腹を訴えている事に気付かなかった。そして彼は朝もまともに食べていなかった。働き、山道を登り、疲れを感じた若く長身の肉体はエネルギーを求めていた。先程から頬を優しく撫で、突き、こねくり回す入間の頭はぼんやりとしており、翡翠の瞳もとろんとしている。結論を言えば糖分を求めていた。和菓子より洋菓子が好みである。
    1917