今日は、寒波が••大雪が••••
だけど、ここでは
いつでも小春日和か晴れている日になる。
スライムくんと遊んできた弟悟天くんは、今、きっと寝たフリをしているってわかっちゃう。
今日もたくさん遊んだから、いっぱい寝ていっぱい食べて••••そんな笑顔の顔見てるとこっちも微笑んじゃうよ。
悟天の表情に笑みを浮かべて落ちそうなところを未来悟飯は手で支える。
触られてクスクスと声を上げそうになりながら、肩だけを震わせている悟天。
笑っちゃいそうになっちゃうよ、寝たフリバレちゃう。未来の悟飯さんのところで寝るのが好きなんだもん ちょっとひとり占め、兄ちゃんより安心するから この膝枕でずっといたいな。
と、悟天は、寝たフリ中
悟天くんと一緒にこうしている時がホッとする。 ごほん、呼び捨てにするって決めてるのに。ふうぅ、悟天とゆっくりするのが一番いい時間、家に帰ると「おれ」に悟天を取られちゃうから、このままでいるほうがいい。このままって言ったら、大人になってほしいような このままでいてほしいような•••
もぞもぞする悟天も、一瞬表情を曇らせる
悟飯さんはトランクスくんが大好きだから ぼくは本当の気持ちは言えないんだけど 大きくなったら結婚したいって思うんだ。お母さんとお父さんが一緒にいるから、ずっと一緒にいることができるって思う。
「悟天、くん?」
くんつけちゃった。
「あ、起きてるのバレちゃった。うふふっ。よいしょ、もう帰るの?」
「そろそろ、帰ろうか?」
「うん」
もう帰っちゃうんだ〜つまんないの。
もう帰るのか、もう少しいたいな。
「悟飯さん」
「悟天くん、兄ちゃんって言ってもいいんだよ。前はよく言ってくれたよね?これでも、孫悟飯だよ。」
「えっと、トランクスくんに悪いから、ぼくは大丈夫だよ。」
無理している笑顔、離れようとする悟天の手を掴む。
「そこで、どうしてトランクスの名前がでてくるのかな?泣かなくていいから、怒ってないよ。」
「な、泣いてないもん•••悟飯さん、離してよ、ぼく帰る!」
これで離してしまったら、俺は悟天にしっかりと伝えられない気がする。
ぼくは、ぼくは本当は••••