暗い中で小さなランプに火が灯る、消えかかっているようにもチカチカっと時々なりながら、薄目から大きく目を開ける。
身体を少し起こすと力も入るし頭の痛いのもない
誰かの気配に知っている気もする。
「おはようございます、顔色良さそうで良かったです。」
聞き覚えのある声だけど、丁寧だし。
「おはよう。助けてもらっちゃってありがとう」
驚いてる顔している、俺の声って変だったりする?
「どうして、森にいたんですか?」
「自暴自棄かな、どうでもよくなっちゃってさ。このまま死んじゃってもいいって思ったんだ。」
「ダメです!ダメです、オレたち頑張りますから、あいつらに負けないくらい頑張りますから。希望を持ってください。食事持ってきます。」
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