絶頂ッたれ◯リオカート本橋依央利 10歳。
「本橋ー、今日帰ったらマ◯オカートやろうぜ!」
「え?ぼ、僕…?く、倉田くん僕のことを誘ってくれたの?」
五限目の終了後、隣の席の倉田が依央利のことをゲームに誘った。本橋は、動揺のあまり、自身の黒いペンケースを教室のホコリまみれの床に、中身を全て落っことしてしまった。
(え?!いいのかな!?僕、ゲームなんてやったことないけど…。で、でも、折角倉田くんが誘ってくれたんだし…!!
それに、ゲーム…やってみたい…かも!)
依央利は初めてのクラスメイトからの遊びの誘いに胸を高鳴らせていた。もしゲームで倉田のことを満足させてあげられたなら、喜んでくれるかもしれない。初心者が経験者に勝てるとは到底思っていないが、依央利は他人より器用な方だ。
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