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    40_osora

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    40_osora

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    VRベリくん、俺団長というかグラシエに狂っている狂人視点の体験感想

    VRべり(レポというかキャプション注意)お迎えの準備が整ったようで、重々しい扉の中から可愛らしいメイドさんが現れて、Bと書かれたプレートを掲げられた。目の前にいた列整理のお姉さんに「ベリアルのかた、こちらへどうぞ」と誘導していただく。
    ベリアルのかた…
    扉の向こうは木製のホテルのようにいくつかの部屋が連なっていた。
    廊下を曲がって二番目くらいの部屋のドアを開けてくれるメイドさん「こちらが団長様のお部屋です」
    服部平次「何やて工藤!!ここが、団長…つまりここは、グランくんの部屋ってことなんか!?」
    思わず部屋の中を見渡してしまう服部とシオ。
    こじんまりとした、でもどこか落ち着くような雰囲気。窓際に置かれた簡素なベッド。その横には木製のずっしりした机に座り心地の良さそうな布貼りの丸椅子と、小さな丸テーブルがひとつ。あとは麻袋があまり高くない天井のあちこちに大雑把に吊るされていた。
    ここにいつもグランくんが…よもやもしやシエテ、が???

    わたしを団長様と呼ぶメイドさん(かわいい)、まずお荷物はこちらへと丸テーブルをさしてくれる。へろへろのリュックを失礼しますとか言いながら置くわたし。次は丸椅子へお掛けください。
    座って良いんですか。
    会場待ちから早3時間程立ちっぱなしだったので一瞬団長ちゃんの部屋であることを忘れてシンプルに座れるのありがてえ、となる。着席。柔らか。ここにきて初めて着席できてお尻が喜んでいる。
    あんまりキョロキョロしたらおかしいよな、と思いつつ座る私の右側に確かに有る団長ちゃんの白いベッドと枕を視野見してしまう。
    団長ちゃんの部屋…フワーオ!!!!!!
    フワーオの感情を抑えながらVR装置を着けていくことにするわね…🐍まずはアイガード、その後にVRメガネ、そして最後にヘッドフォン。音はしっかりと聴こえているかしら?(大蛇丸)聴こえていなかったら手をあげてちょうだい。
    それではお楽しみくださいとか言われたのかどうだったか、動作確認の後はいつのまにかメイドのお姉さんが後ろに下がって見えなくなる。
    VR装置をつけても右をチラ見すればそこには団長ちゃんのベッドが…部屋を見るだけでまず数時間くれないか。
    途端目の前から黒い煙のようなものが立ち込める。
    何処かで聞いた声するじゃん…来てるじゃんアイツが…工藤はどこやと思う?わいはな、VRっちゅーんは結局あのメイドのお姉さんがどこかでわいのことを見守っとうゆうことを知っとる。進撃の巨人展VRは凄かったで、四方八方に兵士が見えるさかい、頭が回る限り前後左右後ろを見てもうたんや。終わった後VRメガネを取って現れた現実はまるで気分はPSYCHO-PASSの脳工場を見た瞬間のあれやな。パイプ椅子に座らされたわいらがポカン顔している目の前には、軍隊のように等間隔にきっちり立ったスタッフさんらが穏やか〜な目でこっちを見とる。そこでわいは最中全てのあらぶりを観察されていたことを理解したってわけや。
    まあそんなわけで、なんやぎょうさん横道に逸れてもうた。要するにわいが言いたかったのはやたら周りをキョロキョロすると、現実世界にもどってきたときに照れるっちゅうことなんや。ええか、ここはなるべく平静を装うのがええ。
    ありがとう、服部。
    なんてやってたら目の前の机だけを残して景色が荒野みたいになる。
    なんやて!動揺するわたし。消えるグランくんの…グランくんのベッドどこやったのよ!!!

    死角の右肩からするっと視線を合わせながら出てくるベリアルくん。1度目のショック死
    顔が小さくてガタイが良い顔が良い!眉が凛々しい!唇が薄い!
    そのまま対面の椅子に腰掛けるベリアルくん。股開いて座るタイプだ!男!
    「おいおい、そんな釣れない顔するなよ。君に会うために鍛えたりしてきたんだぜ、維持するのも大変なんだ…触る?」こちらに目線を預けながら右手で大胆に自分の襟口を広げておっぱいチラッするベリアルくん。
    なんなの!!!ゲッサン系の酔ったえっちなヒロインみたいなことして!!!
    耐えろ!言われるがまま視線を胸にやったらメイドのお姉さんに気付かれてしまうかもしれない!おっぽいを注視しようとしたことに!!それは避けたい!顔を見て耐えろ!顔!顔が良い!!
    「おっと、おもてなしの準備がまだだったな」
    チェス盤の上に浮いたチェス駒一揃いとグラス(グラスは元々あったかも?)が出現したかと思うと、規則正しい音を立てながら盤に綺麗に落ちてそれぞれのマスに収まっていった。
    未成年(団長の姿になっている可能性のあるシオ)にワインを注いでくれるベリくん。
    ちゃんとワインボトルの注ぎ方してて人間の所作をわかってらっしゃるんだな…て思っていたら注ぎ終わったらボトルを背後に放り投げた。パリン言うとりますけども。
    「乾杯」
    いや、今日帰り車の運転があるんでわたしは…
    「飲まないのかい?」
    誘惑してくるじゃん…こちとら禁酒シーズンなんだよね。しかもあのメイドお姉さんの言葉を信じるとすると、もしかしたら今のわたしはどういうわけか本当に団長ちゃんとして存在しているのかもしれない。だとしたら飲めるわけないよな…。で、だんまりしていたら、やたらこちらの目を見てくるじゃん、そして口がやたら上手いじゃん…狡知!!わたし無理です!!!

    中略、記憶喪失

    「そうやって良い子でいて(ニュアンス)、みんなの言いつけをまもっているが、それはただの一般論だろう?このワインがもしかしたらとんでもなく美味いものかもしれないんだぜ。勿体無いと思わないか?〜(とかなんとかかんんかどうのこうの)中略の中略
    (お前の言ってること難しくて良くわかんねえけど、どうせすけべなことを言ってるんだろうなってことはオイラにもわかるぜ。)
    〜なあ、思うがままに全部ぶっ壊したくなったりしないか…。」
    目の前に置かれた駒たちを、手にした一つの駒でやけに凪いだ顔して薙ぎ倒していくベリアルくん。
    お互いの前に置かれた赤いワイングラスもそのまま薙ぎ倒される。
    え、こわいが。
    荒れていく盤面と机を眺めている。
    一口も口をつけていなかったグラスの中の赤ワインが机の上で平たくなっていて、ライトな酒好きわたしはかなしい……ポロン。


    「俺にだけで良い、見せてくれないか」っぽいこと言ってくるベリアルくん。
    なぜかここでシエテの「君にだけ教えておく」を思い出して心乱れるイマジナリー団長。ところどころでシエテと似たような言動をする気がする。
    「そうか、『こういう』ときは暗くするんだった。」暗闇の中、ベリアルくんの差し出してきた青黒く光る羽と、それをもつベリアルくんの細い指だけが揺れて見える。羽の発する光の動きによって、たまに唇の輪郭も見え隠れする
    笑ってるな!?
    「暗闇でなら俺にしかみえないとかなんかそういうニュアンスのセリフをいってるけどこちとらちゃんと覚えようとする脳のキャパが超えててなんもおぼえてない、ショック

    君の中の欲望を俺に見せてくれっぽいことを言われて
    「僕の、欲望…?」
    うっかりシエテをめちゃくちゃに抱く妄想をしてしまい大きく頭を振る。イマジナリー団長ちゃんのこころがざわめく。

    君にこれをあげよう
    気が向いたらいつでも言ってくれ。
    黒い羽が手元に落ちてくる
    部屋はいつのまにかいつもの団長の部屋に。
    薙ぎ倒されたかわいそうなチェス盤と駒はそっくり消えていて、溢れたワインとワイングラスだけが目の前に残っている

    現実世界に戻されたおたくわたし、目の前のワイングラスに「ナァーーー!?ええーーー!」
    珍獣の雄叫びに笑顔でうなづいてくれるメイドさんぽいかた。
    こちらベリアルさまからのプレゼントです
    脳内「羽ェーーーーー(アーヘー)!!!!!」



    そんなかんじ
    お土産にいただいたのは名刺サイズの白いカードの右端にベリアルって書いてあって、ホストの名刺?て思ったのと、小降りの羽の形をした飾りが小さなチェーンに提げられているもの


    言ってくれたことが全然覚えられていなくて悔しいんだけど、終始こんなふうに強い視線で語りかけられたら、俺団長の紙装甲だったら即落ちマリシャス化待ったなしでシエテを力づくで犯しにいっちゃうところだよ…て思ったし、口が上手くて人の目を見て話しかけてくるくせに、どうせこちらのことは然程眼中にないんだろってわかっているから余計魅力的に感じるんだなあと思った。
    これはモテる…でも
    他のどんな人もこの生き物の一瞬の娯楽にはなり得るかもしれないけど、一番には絶対にならないじゃん。
    その割サリィとかみたいなお気に入りは1番大事なものとは別にそこそこありそうだからバランス良いよね
    そんなかんじの
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