にょたイニンさんと秘密の時間
体育の授業が終わり、使用したボールを片付けるその子の後を追う。奥に入ったのを確認し、後ろ手に鍵をかける。と、振り返ったその子は驚いた顔をした。
『あ、あの』
後の言葉が続かない僕をしばらく見つめると、小さく笑みを浮かべてこう言った。
『君もか。じゃあ先払いで五千円。中出すならプラス五千円、どうする?』
僕はくしゃくしゃに握りしめていた一万円札を、無言で渡した。
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