死神2※本作品は前作の内容─死神ヒッジ登場─のちょっと前の場面からのR18編です。



一ちゃんは心臓を貫かれ仰向けに倒れ込んでいた
まるで※天を仰ぐように。
すると目の前にあらわれた死神ヒッジ。


なぜここにあらわれたのか
─わからない───いや、本当にそうか？
一ちゃん自身問いかけながらも本当は気づいている。
もう命の灯火が消えかけているのだと


それに対し死神ヒッジは哀れみの顔をむけながらも堂々と一ちゃんに近づき
ドカっと自分を跨ぐように座られた
下半身に重みを感じる
一ちゃんを押し倒す形となった


─なにしてるんですか？副長…？
意識が朦朧とするなか疑問が浮かぶ


すると死神ヒッジから蝋燭を渡された

訊けば渡された蝋燭に灯火を宿せられたら

おとぎ話をあなたに　サンプル①月蝕と残り香

　仕事に励む人々の活気ある声や奏でる工具の音を掻き消さんばかりの不安を孕む老若男女の声が、あちこちで飛び交っている。
　大陸西部をほぼ横断した流星の目撃者は、当初想像していたよりも遥かに多かった。国内政治の影響か、流星は不吉の象徴だと捉える声も多い。
　ここディベルも例外ではなかった。街の門をくぐってすぐの広場は、陽が真上に上がるよりも前にライタールへ出発したときと変わらず、流星の噂で持ち切りだった。
　三歩先を歩いていたニーナが頭の上で手を組みながら、まだ門の近くにいるアベラルドとレティシアを振り返る。

「これからどうします？　腕……施療院に行くなら、私も一緒に行きましょうか？」

傷痕の子*鸣上悠x花村阳介



堂岛舅舅终于问出这个问题了，花村阳介想。

他们在蒸笼一样的阁楼里度过了整个夏天，堂岛辽太郎终于想起来关心他侄子有没有被蒸出什么痱子，或是中暑晕倒。然而时日已至初秋，气温就算再高居不下，安装空调的性价比也已经跌至谷底了。他们只能像两个真的很懂事的学生一样对堂岛说：没问题的，舅舅，俗话说苦其心志劳其筋骨，经过暑假的历练，我们更强壮了。等到送走愧疚的堂岛，他们对视一眼，这才纷纷通红地倒下。

通红是热的。即使风扇在一旁转得快起火星子，吹出来的也只有乏善可陈的热风。阳介已经放弃了争夺离风扇更近的位置，他像章鱼烧一样躺在那里，嘴里念着可能是往生咒的东西。

悠恹恹地翻了个身，四肢流动在地板上，他精疲力尽的指尖戳了戳阳介的脸颊：“要不要吃嘎哩嘎哩君？”