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    arin_sasayama

    書いたものの保管庫。SS名刺にちょっと加筆したりしなかったり
    センシティブと思われるネタは鍵垢のほうに行ってます

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    arin_sasayama

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    護衛と黒猫・戦闘シーン練習中
    パタ姐書き慣れてない

    だいたいひとつのネタで数パターン書くので落書きが増えていく

    習作1まいったな、と小さくこぼしたつぶやきは聞こえていたらしい。
    「ごめんパタさん」
    「……アクシア君が謝る必要ないと思うぞ、それより」
    血は止まった、と言いかけて。
    「止血は出来てるみたいだけど、包帯ちゃんと巻こうか?」
    渡した布全部使って、お世辞にも丁寧とは言えないぐるぐる巻き。
    「見た目はともかく動けるからこれでいいよ。なんか軽めの銃ない?」
    「軽め」
    ホホジロさんに手を突っ込んで、護身用の小さい銃を取り出した。
    「こっちは予備の弾倉。あんまり威力はないけど」
    「いいよ」
    字で、しかも相手は正体不明の勢力で。でもさすがにやっちゃうのはまずいっしょ。
    歯を見せて笑い、ちらりと相手のほうを見る。
    「狙いは博士かな?」
    「あんな武装ゴリゴリの集団に狙われる理由あるのかヴィンさん?」
    「聞けば出てくんじゃないの……? 本人も分かってないかもしんないけど……」
    見つけたとき通報だけして、博士のアパートまでダッシュして立てこもるのが最適解だったかもね。
    「木造の六畳間は立てこもるには向かないと思うんだけどなあ……」
    会話の合間合間の銃声。「よっしゃワンダウン」とアクシアのつぶやき。
    「つか多くない?」
    「多い。だからヴィンさんなにしたんだと思ってる」
    今はまだ、ハンドガンで応戦できるレベルだからいいけど。
    「さすがに大型は撃ったらマズいよな」
    「パタさん聞かなかったことにするからね?」
    てかさ。ぶれない手つきで連射しながら、アクシアがぽつんとつぶやく。
    「相手、人間?」
    「なんで?」
    「被弾しても倒れても、悲鳴上げないじゃん」
    いくら訓練されてても、声のひとつも聞こえないのはさすがにおかしいよ。
    「……ヴィンさんのとこまで走れる、アクシア君」
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