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    ひより

    @hiyori_necosui

    大昔に高卒腐済🍠🧹

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    ひより

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    ひより

    DOODLEこすけさんのお誕生日に贈らせて頂きました🤭💕
    CITRUS→BERRYの杏千ちゃんが大好きで、直接その気持ちをお伝えしてきましたが遂に書いてしまいました笑
    冬花火中学生最後の冬休みが始まったその日、実家でのクリスマスパーティを終えると揃って俺の部屋へと帰ってきた。
    弟の言う「週末婚、通い妻」はあの夏から続いていて、気付けば同棲開始までもう間も無くという時期に差し掛かっていた。
    週末を迎えるごとに千寿郎の私物も増えてきた。初めて泊まりに来た日、パジャマを置いていきなさいと言ったら頬を染め花が綻ぶように微笑んでくれた。そのパジャマも今や秋、冬と順調に枚数を増やしグラスやマグといった物も二つ仲良く並ぶようになった。
    年が明け春が来れば此処で二人の生活が始まる。兄弟としてはもちろん、恋人同士としてもっと仲を深められたらと思っているのはきっと俺だけじゃない。
    思いを通わせてから向こう、今まで以上に弟が可愛くて仕方がない。頭を撫でればそのまま引き寄せ唇を重ねたくなるし、ハグをすればその細さを確認するように素肌を暴きたくなる。しかし相手は中学生、義務教育真っ最中だと思えばこそ我欲を抑え込めてきた。だというのに当の本人からキスを強請られた時には思わず決意が揺らぎそうになった。
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    sena

    PROGRESS兄上生誕祭を大遅刻した末に、元々去年書いてた話(しかも前編)を引っ張り出してきました。
    一応前に書いてた『袋小路に閉じ込めて』の兄弟じゃないふたりの話。明らか長くなりそうだったので、前後編に分けました。後編は…書けたらいいですね(諦めモード)
    今はまだ、このままで『そういえば、もうすぐ兄上のお誕生日ですね』

    毎日の習慣となった夜の電話で、千寿郎がふと思い出したように呟いた。そうか、もうそんな時期か。ベッドの上に胡坐をかき、壁に凭れながら弟の声に耳を傾ける。元々俺は行事に弱く、当日人に言われて初めて気付くことも多い。やけに生徒達から菓子を貰う日だと思っていたら、実はバレンタインデーだった…なんてこともあった。誕生日はそれが顕著で、自分では中々気付けない。興味がない、とは少し違う。誕生日は弟が教えてくれる、そんな自惚れがあった。

    …かつての誕生日は、決まって弟が豪勢な飯を作ってくれた。何も言わずとも朝餉には俺の好物が並び、膳を並び終えた千寿郎が『お誕生日おめでとうございます』とはにかんで笑う。そこでやっと、俺は今日が誕生日だと気付くのだ。そんな日常を過ごしてきたせいか、弟がいなくなってからは、誕生日を意識することも無くなった。ただ年を重ね、弟のいない日常を生きていく。かつての同僚や昔馴染みたちが祝ってくれることも勿論嬉しいが、俺の誕生日は弟の声と料理で出来ている。少年を脱しつつあるあの声で、優しく名を呼んでほしい。歳を重ねる喜びを、俺に思い出させてほしい。そればかりを願っていた、昨年までの淡々とした誕生日はもう来ない。二十数年ぶりに、俺のよく知る誕生日が戻ってくる。そんな確信めいた予感を胸に、俺は弟の言葉に頷いた。
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