召使いじろと御曹司さぶのパロ(書き出しだけ)山田財閥といえば、今や日本で知らないものはいない、超大金持ちの名家の一つだ。
山田家の現当主、山田零が精神を操る"ヒプノシスマイク"という世紀の大発明をし、莫大な資産と確固たる地位を築いたのが15年前。
そんな家に生を受けたのが山田三郎。齢14。
母は三郎が生まれてまもなく亡くなり、父は仕事でほとんど家に帰らない。召使い達に甘やかされて育った結果、三郎は生まれてこのかたマイクより重いものは持ったことがない超わがままな男児に育った。
「さ、三郎お坊っちゃま、おやめ下さい…っ!」
「誰だ僕の食事にセロリを入れたのは!!!もういい!ここにいるやつ全員解雇だ!」
「そっそんな!!!どうか…お許しください…!」
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