姫ちゃんへのメッセージ姫ちゃんへ
この一年間、いろんなことがあったね。
きっとこれを読むことがあったら、俺はもう君の隣にはいないのかもしれないな。
本当に一年間、姫ちゃんとこうして過ごせた事を俺は幸せに思うよ。
最初はさ、俺と姫ちゃんって微妙な距離感だったしお互い印象も良くなかったでしょ?
そっから夫婦になるまで色んなことがあったよね。姫ちゃんが媚薬盛られた時とか、姫ちゃんがブライトに吹っ飛ばされて落ちそうになってた俺を助けてくれたりとか。でもあれ入院したの姫ちゃんだったよねぇ。
その時から結構姫ちゃん無茶しがちでさ、正直、道具である俺にそこまでするか?ってなっちゃって最初は変な奴って思ってたんだけど、そんな姫ちゃんに次第に惹かれてったんだよね。
俺が自分の気持ちわからなくてぐちゃぐちゃになってた時も姫ちゃんは俺の事受け入れてくれてたよね。
俺がプロポーズして子供が欲しいって我儘言ったのに、それを我儘じゃないって受け入れてくれたし、姫ちゃんは本当に優しくて、俺を愛してくれてるんだって本当に思った。
前から二人で叶えたかった「朝を取り戻す」って願いも叶えることができたし、3月に子供も生まれたから俺はもう思い残す事はないかな。
ただ、心配なのが、俺がこれから大変な姫ちゃんを支えることができない事、そして二人を残していってしまうことが気掛かりなんだ。
でも姫ちゃんのことだから逞しく朝日と生きていけるだろうなとは思ってるよ。
でも俺はまた二人の元に会いに行く気でいるよ。例え何年かかっても俺は諦めないから。
だから、俺はさよならは言わないよ。
またね🐝