人魚について□人魚の髪
人魚には髪が長い子が多い。
美しいという感覚が凄い発達してて、水中で揺れる髪が綺麗という感覚。
あと普通に髪を切るのが危ない。
髪を切ると水中に散らばって天敵に見付かりやすくなる。髪の匂いとかもその分散らばる。
そもそも人魚がかなりおっかない生き物だけど、髪が短い個体はかなり狂暴。
襲われても問題ない、美しさに興味が無い。
三つ編み→かなり多い。長くてもある程度動きやすくてかわいい。
だんご→髪を短くしたいけど勇気が無い場合に多い。
結ばない→強い番やペアがいて美しいものが好き。身嗜みに気をつかう。
1つ結び→オーソドックス。惰性で髪のばしてるタイプ。
■雌雄差
雌雄差がほぼ無い場合が多い。
傾向として雄は体長が大きくなりやすく、雌は筋肉が発達しやすく狂暴になる割合が多い等あるが個体差なのであてにはならない。
子供のいる雌は特に危ないので、人魚の子供にはあまり近寄らない方が良い。逃げるより殺すを優先する。
雄は他種属に関心を持つ事が多い。人間や魚、船等に恋をした記録がある。
□人魚同士の魅力の感じ方
繁殖目的じゃない愛とか同性愛とかも普通にある。
雌雄共通の魅力として、『強さ』がある。
強い人魚がモテる。
傷や欠損があったり(基本的に「負け=殺される」だから傷が多いまま長生きしてるやつは強い)体が大きかったり狂暴なのが魅力的。
一般的に、だから普通に例外もある。
■怪我
痛覚が人間より鈍いし頑丈なのである程度の怪我は全然平気。
スクリューに巻き込まれても動けなくなったのを食われるとかで、それ自体は全く致命傷じゃない。
タコとかクラゲとかはなんなら再生する。
□混血
人間×人魚の子供は普通にできる。だけどリスクは多い。
母親が人間だった場合、人魚の子供は産まれる前から爪や牙が生え揃っているので傷付きやすく母体の死亡率が高い。
産まれてくる子供が、人魚でも人間でもない形な場合も多い。簡単に言うと奇形。
鱗に覆われてエラ呼吸で足が生えていたり、そもそも生き物の形をしてない事もある。
健康に産まれてきた場合はかなり丈夫で人間よりも人魚よりも強く賢い。
■恋愛観
人魚は浮気や不倫を絶対にしない。
そもそも愛する相手は生涯で1人だけ。
何事においても番が優先。
でもそれは性行為をしないとかいうわけではなく、性行為はわりと誰とでもするしそれが悪ではない。でも本当に愛してるのは番だけ。
□人魚食
人魚食べて不老不死って事実は無い。
人間が食べると体に悪い。体調も悪くなるし脳の方に異常きたしておかしくなっちゃう。おかしくなった人間が「自分は不老不死だ」とのたまって『人魚の肉を食べると不老不死になる』と都市伝説的に語られるようになる。
でも残念な事にかなり美味しい。上半身と下半身で肉質が違って、繋ぎ目あたりがTボーンステーキみたいな扱いの珍味。捌き方とか処理が難しいので高級。
サメ人魚のヒレはフカヒレだしエイ人魚のヒレはフカヒレ。いずれも普通の魚のヒレより味が良い。
長期的に食べなければ体に異常をきたす事もあまりないので、「死ぬまでに1回人魚食べてみたいね~」みたいな感覚がある。
一時期、人魚食のリスクが明らかになる前に食育で人魚を育てるというものがあったが、非人道的、体に害がある、極めつけに無理矢理捕獲した人魚が怒って児童を殺害、最終的に殺処分になって社会問題化する。
■働く人魚
人間と働く人魚もいる。
人間と同等かそれ以上に賢いので信頼関係さえあれば良いパートナーになる。
水族館やコンカフェ等、当人の同意と国の許可があれば普通に働ける。
凄いのだと海難救助隊に所属する人魚もいる。