無劉思考に靄のかかったような、朧気な感覚の中にいることを、ふと思い出す。
それまで、自身が何をしていたのか、何を考えていたのか、そういうものがごっそりと抜け落ちていることに、疑問を抱かない。
そういった違和感を抱えているにも関わらず、思考や感情がまともに動いていない事をぼんやりと自覚した。

嗅いだことのない、甘ったるい匂いが周囲に充満していることにも、その時ようやく気づいた。
なんの匂いか考える前に、思考の果ての方から「蠱惑を齎す香」であると閃きがあった。おそらくは、失った記憶の中にあるのだろう。
どうやら一定の耐性はあるようで、こうして冷静に思考を巡らせることはできる。
だが、自身でさえ"こう"だ。

我们理应合为一体【熔流】熔流
（含轻微dirty talk和碎裂，轻微人物ooc）

对于熔火来说，流纹是他的一段过去。他赋予流纹特殊的地位，享受与自己同等的待遇，但一国不容二王，熔火依旧是所有信徒的主，威严不可侵犯的魔神。
对于流纹来说，熔火是他无时无刻不想回到的过去，也是他的未来。封印曾让流动的熔岩熄灭，也同样停驻了他身上的时间。回过神来时他们便已共存于世。

流纹对此并无所谓，他倒是乐得清闲，三五不时地去人间闲逛，听听八卦游山玩水。不用再去聆听信徒们杂七杂八地祈愿后，他将目光更多地放在了熔火身上，完美的另一个自己。
看啊，底下俯首的人们，只有他有资格站在熔火的身旁一并被朝拜。也只有他，才能……