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    Shallwedence_65

    @SWD_ta_pi65

    @Shallwedence_65
    第五人格→All×🧲/ALL×⛏/⛏🧲/🧲🧲
    MadnessCombat→🚬🕶🔄❌
    ⚠️🔞作品も含まれます。ご注意ください。

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    Shallwedence_65

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    🤕🧲落書きです。白兎術士に捕まって実験は受けずに済んでも捕まっていた間の怖い記憶とかがトラウマになってナワーブにしがみついて居たらいいなーって思いながら書いてました。深夜に勢いで書いたので文面おかしいと思いますがそこはお許しを。

    傭探(砲兵×両面盗賊)🦝🐁【いかないで】ナワーブは消息が不明になっていたノートンを助け、そしてノートンの実験による後遺症を治す為、知人から借りた一軒家で暫く過ごすことにした。
    ちなみに知人というのは魔物管理者のことだ。
    ーーーーーーーーーーー
    日が暮れ、帳が落ちる頃。
    カーテンは閉め切られており、室内にはランプだけが灯っている。
    明かりはついているとはいえ、部屋の中は薄暗かった。
    「ノーティ、食えそうか?」
    「うん…」
    ベッドの上で横になっているノートンに尋ねると、彼は弱々しく答えた。
    ナワーブは鍋から必要な分だけ器にスープを掬ってサイドテーブルにおいた。
    「食べられないなら無理して食べなくてもいい」
    「……食べるよ。ありがとう」
    ノートンはゆっくりと体を起こした。
    トビネズミの象徴とも言える大きな耳が揺れる。
    ナワーブはそっと彼の背中を支えた。
    「ほら、口開けろ」
    スプーンでスープをすくい、ノートンの口に運ぶ。
    彼は小さく口を開けた。
    その隙間にスプーンを差し込む。
    ノートンは何度か咀噛すると喉を動かした。
    「うん、美味しいね」「良かった」
    ナワーブも自分の食事を始めた。
    野菜や肉の入ったスープを口に含む。
    いつもより塩味が強く感じられた。
    どうやらいつもより多く調味料を入れてしまったようだ。
    ノートンはスープを飲み終えると再び体を横にする。
    ナワーブは空になった器を片付けようと立ち上がった。
    「……ねぇ、ナワーブ」
    「ん?なんだ?」
    ノートンは何か言いたいことがあるのかモジモジとしている。
    しかし、なかなか言葉が出てこずにいた。
    「あのさ……」
    「ゆっくり話せ」
    「あぁ、うぅ……」
    「大丈夫だ。俺はここにいるぞ」
    頭を撫でてやる。
    するとノートンの目から涙が流れ落ちた。
    「僕、怖いんだ……。この夜が怖くて仕方ないんだ……あの時の記憶が蘇ってきて……」
    「俺がいるだろう?」「そうだよね……。君はずっと側にいてくれるもんね」
    ノートンは震えながら手を伸ばす。
    ナワーブはその手を優しく握った。
    「僕、このままじゃダメだってわかってるんだけど……。でも、体が言うことを聞いてくれないんだ……」
    「気にするな。お前はよく頑張っているよ」
    「……うん、ありがとう」
    安心させるように何度も頭を撫でてやる。
    ノートンはそのまま眠りについた。
    ナワーブは彼の寝顔を見つめていた。
    (……本当によく耐えてる)
    ナワーブはノートンの髪を掻き上げた。
    髪の間からはトビネズミ独特の尖った耳が見える。
    ノートンは白兎術士によって実験台にされかけ、助かったものの後遺症に悩まされ続けていた。
    特に彼の場合は後遺症の中でも厄介なものを抱えている。
    それは悪夢だった。夢の中での出来事は目が覚めても鮮明に覚えているらしく、夜になると発作を起こしてしまうのだ。
    そして悪夢の内容は決まって同じものだった。白兎術士に拘束された時の
    記憶が悪夢としてずっと残っているらしい。
    「お願い、やめて」と時折呻く姿は目に余るものだった。ナワーブはそんな彼を放っておけず、こうして世話をしている。
    ナワーブにとってノートンは大切な友人であり、仲間なのだ。
    例え彼がどんな秘密を抱えていようが関係ない。
    ただ側にいて支え続けるだけだ。
    「いか、ない、で…」苦しそうな声をあげるノートンを見て、ナワーブは目を細めた。
    そしてゆっくりと彼に近づき、抱きしめた。
    「大丈夫だノーティ。俺はここに居るぞ」
    ノートンは安堵したような表情を浮かべるとそのまま深い眠りへと落ちていった。
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