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    鵜飼(ガーグルベースン)

    えっちなのかくんだ

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    POIPOI 6

    マリィの語尾に♡がつくようになってハチャメチャになるはばたき男子達がみたい、ただそれだけの落書き。セリフしかないと思う

    俺たちのマリィの語尾に♡が乱舞するわけないだろいい加減にしろ!「あ♡せんせぇ♡おはようございます♡」
    「んん!?おお!?おはよう!!?」
    「どうしたんですか♡せんせぇ♡なんか変ですよ…♡」
    「待て待て待て俺だけ?俺だけか?」
    「よくわからないですけどまだせんせぇにしか会ってないです♡」
    「よーし今日はもう帰った方がいい」
    「え〜♡何言ってるんですか♡せんせぇ早く準備しないと♡また教頭に怒られますよ♡」
    「その状態の真面目ちゃんを放置してる方が怒られると思うな俺は〜〜!!!!」
    「ふふっ♡変なせんせぇ♡あっ♡玲太くん♡おはよう♡」
    「待て〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!」
    「みなこ。おはよう」
    「今日玲太くんが日直だよね♡早く行かないと♡」
    「ン????」
    「どうしたの♡ふふっ♡変な顔してる♡」
    「いやおまえなにっ……何が?待て待てなんだ?御影先生に何かされたか?」
    「え…♡せんせぇには何もされてないよ♡」
    「何か、待て、ダメだ、行くな、帰ろう」
    「も〜♡玲太くんまで変なこと言って♡サボりはダメだよ♡あ♡実くん♡おはよう♡」
    「あれ俺夢見てんの?おはよ、みなこ」
    「また夜更かしさんしたの♡ちゃんと寝ないとお肌荒れるよ♡だめだぞ♡」
    「やばなにそれ新妻?待ってもっと喋って、録音していい?」
    「ふふっ♡変な七ツ森くん♡」
    「やっぱり俺、変…???違うでしょ多分あんたが変だよ、だってカザマと御影先生すごい形相で追いかけてきてるし」
    「なんかね♡2人ともわたしと話すなり様子がおかしくなっちゃって♡」
    「ん〜〜〜多分あんたは悪くないけどあんたが悪い」
    「難しいこと言う…♡」
    「俺の事スキなの???」
    「えっ♡な♡なに言ってるの♡もう♡じゃあまたね♡」
    「あ〜〜〜なんかいいもん見た。エッちが待って行っちゃダメだって!!!そんな甘々ボイスで喋りながら行くな!!!!」
    「あ♡いっくん♡おはよう♡」
    「みなこちゃん、おはよーっ!ん?なんかいつもと雰囲気違う…?」
    「そうかな♡みんなわたしのこと見ると行くなとか帰れとか言うんだけど…♡わたし♡何か変かな?♡」
    「変って言うか……んーー、ちょっと待ってね…今言語化するから!えーとね…そう!なんか、まるで好きな人に対して甘える時みたいな声!」
    「えっ♡わたし♡そんな声出してるの♡♡」
    「うんうん、どして?何かあった?すっごく興味湧いてきた!それともオレのこと、急に好きになっちゃった?」
    「えーっ♡なにそれ♡ふふっ♡いっくんてば面白い♡」
    「……なんか、うん、リョーくんとミーくんと御影先生がすごい顔で追いかけてきてる意味、わかった」
    「……というわけなの♡」
    「なるほどね。全然意味わかんないしナンセンスすぎるけどそうなっちゃったなら先輩方みんな手負いの獣みたいになるよね」
    「わたしとしては全然自覚ないし♡わかんないんだけど♡イノリちゃんにもそう聞こえるの?♡♡」
    「んッ……ま、まあ、そう、だね」
    「そっか…♡」
    「はーい今日の接見は終わりでーす」
    「玲太くん♡もう♡いじわるしちゃダメ♡」
    「やめろそれ!変な気持ちになるだろ!」
    「変な気持ちってなに♡♡」

    ☆みんながまどろみ始める午後の授業、何も知らない現国の教師がみなこを当てる────!!

    「小波さん、続きを音読してください」

    >>眠気吹き飛ぶカザマ<<

    「あっ…♡はい…♡」

    >>おねむのなか急に当てられてびっくりマリィ<<

    「「「!?!!??!?」」」

    >>甘々トロトロにゃんにゃんボイスにびっくりクラスメイト<<

    「せん…」
    「……雨は♡羅生門をつつんで♡遠くから♡ざあっと云う音をあつめて来る♡」

    >>代わりに当たろうとするカザマを気にせず読み始めるマリィ<<

    >>> ド ス ケ ベ 羅 生 門 <<<

    「夕闇は次第に空を低くして♡見上げると♡門の屋根が♡斜に突き出した甍の先に♡重たく薄暗い雲を支えている♡」

    >>前屈みの男子<<
    >>顔を赤くする女子<<
    >>頭を抱えるカザマ<<

    「こ、小波さんありがとう!もう大丈夫!」
    「はい♡」
    「先生、みなこはちょっと体調悪いみたいなので保健室に連れていきます!!!!!!!!」
    「そ、そのようね。お願いするわ、風真くん」
    「えっ♡わたし具合…♡」
    「悪いよな!無理すんなよおまえすぐ無理すんだから!」

    ───────────────

    「…で、保健室じゃなくて俺のところに連れてきた、と」
    「それしかなかったんですよ…」
    「不満げな顔するじゃねえか」
    「あの……♡わたし、ほんとに体調悪くなくて…♡」
    「あーーーあーうんわかってるぞ、真面目ちゃん。でもな、今のおまえの声は思春期の男子には猛毒だ」
    「そうなんですか…♡♡」
    「思春期じゃない先生にも毒かもしれないけどな」
    「カザマ〜〜〜!!!!」
    「えっ♡どういうこと?♡♡」
    「なんでもない。…とりあえず体調悪そうだとかなんとか言って保健室で寝かせればよかったんじゃないか?」
    「これ以上嘘を重ねるのもちょっと…」
    「真面目だな〜〜!」


    ヤマもオチもイミもない
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