1月20日
サバイバー:完全勝利
教授:脱出
大法官:行方不明
泣きピエロ:脱出
(インク滲みにより解読不可能):脱出
「キーガン、お疲れ様!」
「ドンマイ!元気だして!」
「ね、新しいハンターの歓迎会行くでしょ?着替えてきなよ!」
声を掛けられ其方を向くが、見慣れない姿に何方か分からず返事をする事が出来なかった
見慣れない背中を目で追っていた私は、居館へと続く道の中程で膝から崩れそのまま脱力して地面に倒れた
空は端の方から暗み、微かな息苦しさを感じた
「私には…向いていない……」
目を閉じようとした時、何かを引き擦るような物音が聞こえた
それは先程の試合で私達と戦っていたハンター、教師…マルガリータ・ハリの足音だった
私が地に伏し空を見上げているのに気付いた彼女は歩を早め素早く体制を低くし、私の顔を覗き込んだ
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