長らく顔を見せなかった富永から遊びに行く、と診療所に連絡があったのは突然のことだった。喜んで荷物持ちと出迎えを志願したのは一也と宮坂だ。一日数本しかないバスが到着し、懐かしい顔が手を振りつつステップから降りてくる。相変わらずの童顔であまり変わりないようだが、今までの富永と違う部分が一つ。富永の胸元にぶら下がってバタバタと動く生き物を見つけて一也と宮坂は挨拶より何より先に絶叫した。
「「誰なんですか？その子は？！」」

「おい、結婚したなら連絡ぐらいしろ。」
「いえ、してません。所謂シングルファーザーってやつですね。」
「…医者の癖に何と迂闊な。」
「いやはや面目ない。で、うちの太一はどこに行きましたか？」

ネタ出しK２がドラマ
ルート1
年下芸能人×年上一般人
♀でもびーなえるでも
芸名が神代、本名中村な人先生と医療監修の富(院長)
人先生の一目惚れからの猛アタックの末お付き合い
最初は信じて貰えず、なんだったら告白した時ドッキリカメラを探されてガチ凹みした人先生
どうやったら信じて貰えるかと考えた末に預金通帳と実印と暗証番号を書いたメモを渡した(ちなみに富は青くなってすぐさま返した)
どうにか信じてもらえたけれど付き合うまでは少し間が開く
通帳攻撃でなんともならなかったら第二弾で戸籍謄本とか住民票を渡すつもりだった、と言ったら血の気が引いた富(本気が怖い)
K→富はキャスト全員知ってるしなんだったらスタッフも知ってる
スタッフは知らぬ存ぜぬを貫き通して最大の配慮してくれてるしキャストは応援してくれてる

誰がために鐘は鳴る時代背景や一族の掟もあるし、可能性が高いのは許嫁、それかせいぜい村関係の筋からの紹介が関の山な気もする。
だがしかしそれはそうとしても恋愛結婚であってほしいんだよな。一族の掟の従僕であった一郎先生が自分の意思で初めて選んだのが静江さんだったなら、村と自分と、その先にある子供を掟に沈めることを受け止めてくれた静江さんだったからあれほど深く愛して同じくらい絶望したのでは、と。このあたりは人先生も同じで患者には広く、内側は狭く深くな感じがするのは父親譲りだったり。
依存先を増やすのが自立っていうけど一郎先生は静江さんだけが依存先、拠り所だったんじゃないかな。うちのK富のKはまさしく上記のそれなので骨壺部に入部待ったなし。