間違果崎は居森くんの自分より他人を優先させるところを心配してるけど居森くんは他人の為に自分が割を食うことを躊躇わない(他人の悲しみも自分のことのように感じるので「他人と自分の悲しみ」より「自分ひとりの悲しみ」の方がトータルで数えると少ないから良い、と思っている)
常に世界を「自分とその周囲でひとつのもの」として考えている
居森くんからの昆虫採集の誘いを間違果崎が喜んだことに対して「七成君も嬉しく思ったならそれは良いこと」と感じるのはそういう思考から来ているのだな(居森くん自身の嬉しい+間違果崎も嬉しいというのを感じ取って派生した嬉しいで居森くんの中には嬉しいが二つ分生まれた)
でもマイナスのパターンでは、居森くんを観察し続ければ続ける程に常に彼が日々起こる小さな「負担」とか「残念」とかを積極的に引き受けて負債まみれになっているように見えてしまう(居森くんの中では−2が−1になってるからそれが最善だと思っている)
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