妄想したら実現したんですが!?※整体もセラピストも詳しくないのでフィーリングでお願いします。
桜が舞い散る中、新入生らしい人達を眺めながら公園でアイスを咀嚼しているとスマホから電話を知らせる音が鳴り響く。確認してみればそこには親戚である”絵心甚八”の名前が表示されている。長らく連絡も取っていないが良くしてくれたことはすぐにでも思い出せるほどには仲が良かったなと思いだしながら電話にでればそこから私の学生生活が変わってしまった。
現在の専門学校では整体やセラピストなどを学んでいる。昔からマッサージをしたりすることに興味がありそれがきっかけでここまで来たのだが、電話の相手であった絵心にまだ未熟な状態にも関わらず私の才能を自身のプロジェクトで使いたいと言い出したのだ。まだ学生生活が、と言いかけたが相手の方が一枚も二枚も上手だ、すでに休学届を出したと言われ何も言い返せないまま彼のプロジェクトが行われる都心には珍しい森の中に建つ建物の前に来てしまった。
lineで連絡を入れればすぐに返信が来た。どうやら別の職員の人が迎えに来るとのことで待っていると可愛らしいスーツの女性が胸を揺らしながら近づいてきた。
「貴方がナマエさんですよね?」
「あ、はいナマエです。よろしくお願いします」
隣を歩き、施設を案内してもらったがやはり胸が気になってしまいついつい見てしまう。自分の胸もそこそこあるはずだが明らかに大きすぎる。あぁあの胸に埋もれたい、挟まれた絶対気持ちいいんだろうな。そんなことで頭がいっぱいだった。
自分の作業や持ち場などを説明され明日から実施と言われてしまった。自分にできるのだろうかと不安になっていると表情にでていたのか絵心は「思ってるよりもナマエちゃんはできる子だから大丈夫だよ」と励まされた。
「頑張る、ます…何かあった時責任取ってね甚八くん」
「そんなことないように頑張ってよナマエちゃん」
そんなこんなでこの青い監獄で選手のケアの仕事が始まったのだがやはり年齢や経歴からか信用度がないためケアを頼んでくる選手はいなかった。来たとしても一日一人くらべ良いほうだった。
双葉のアホ毛の少年と黒と黄色のツートンの少年が面白半分で来てケアをしてあげてみれば次の日身体が楽になったと報告してくれた時は嬉しかったが彼らをマッサージしている時によからぬことを考えていたので素直に喜べなかった。
赤髪で長髪の子は最初は女の子かと勘違いしそうになったが服越しからでもわかる筋肉や身体の作りで男の子だとわかった。脚に相当なものを持っているみたいで毎日のケアを教えマッサージをしてあげれば見る見るうちに走れるようになったと報告されたがこちらも厭らしい妄想をし苦笑いで返してしまった。
程よい筋肉に高校生という最高の要素が詰まった彼らを見てよからぬ妄想をしないやつなんていないだろう、私のこれはしょうがないことなんだと今日も彼らで妄想をし一人静かに慰める。玩具を使ったため静かになんて無理だった。
腕に触れる度に男らしい筋肉質を手で感じ、この腕に押し倒されたら逃げることなんてできないだろう。ボールを蹴っているこの足でおまんこを踏まれてナカを弄られたらすぐにでもイってしまいそう。試合で勝って高ぶりを収めるために無理やりおちんちんを口に突っ込まれて喉を突かれたらそれだけで……そんな妄想をしながら今日もせっせと選手のケアを行う。
「ナマエさん!この前のマッサージのお陰で脚が楽になったんだ、ありがとう!めっちゃ上がりやすくなって今日ゴールも決められたんだ、マッサージだけでこんなにも変わるもんなんだなぁ」
「あ…うん、いえ!…そっか、よかったね」
「うん…ナマエさん今日元気ない?なんかあった?俺なんかでよければ聞くけど……」
双葉を揺らしながら心配そうに顔を見つめてくる彼、感謝の言葉は嬉しいが私は君ではしたない妄想し一人寂しく慰めているような人間なのだ感謝される筋合いなんてない。むしろ夜な夜なオカズにして大変申しわございませんとこの場で土下座して辞表をするべきなのだ。
「い、さぎくん……」
「ん?」
「ご……ごめんなさい!貴方達をオカズに毎晩いかがわしい妄想して楽しんでる変態女なんです!感謝される人間じゃない、ごめんなさい今すぐこの仕事辞めます!!」
言ってしまった、勢いに任せ懺悔をし言い逃げをするようにこの場から離れようとしたが潔に腕を掴まれてしまいバランスが崩れこけそうになった。だが彼の方がとっさに抱き留めてくれたおかげで床に倒れずに済んだ。
「ナマエさん……」
「は、ぃ……」
「さっきの発言、本当?」
「ほ、本当のことです…ごめんなさい、今すぐ辞めてくるので警察だけは勘弁してください。自分でも都合がいいってわかってます、心身ともに傷ついたのであれば何かしたケアを……」
早口で自分の罪を軽くしようと訴えていたが途中口を奪われてしまい最後まで言うことができなかった。そして次の瞬間には自身の甘い声が漏れだす。
「んッ、ふ……ぁ、ちゅ、ッ♡」
「ン、ぁ……俺でエロい妄想してオナって恥ずかしくなって辞表しようとしたの?」
「はひ…そ、れす……ごめんなさッ、ン♡ふぁ、ちゅゥ♡んッ♡」
こんなにも簡単に初めてのキスが奪われてしまい興奮で頭がくらくらしそうだ、初めてなのに舌を絡ませ深い口付け、舌の使い方なんて動画やブログでしか見たことがないのでされるがままだ。
「なぁ、俺にどんなことされてどんな風にイったのか教えろよ♡全部俺が実現させてやるからさ……ナマエ♡」
耳元で囁かれる魅惑的なお誘いに胸が高鳴る、だが相手は未成年だ成人した人間が手を出せばさらに犯罪を重ねることになる。そんな葛藤を吹き飛ばすようにふぅ、と息を息を吹きかけられ耳たぶを甘噛みされればまた甘い声がでてしまう。
「全部吐かねぇと未成年淫行で訴えンぞ♡♡ナマエさん♡」
「ぁ、言います……全部言うので許して、ください♡」
ナマエ
二年生くらいを想定しているので20歳。えっちなことは大好きだけど人間相手とは一度もない。処女は玩具で卒業してしまった。