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    うにゃうえ

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    うにゃうえ

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    鹿羽🦌

    DONE初のキバユウ小説
    わりと長い

    ダンユウはミリもありません

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    「…参ったな。」

    思わず昔の人のようなリアクションをしてしまったが、事実参っていることに変わりはない。
    現在時刻は夜の12時。場所はワイルドエリアの中央くらい。
    予報にもあった通り、数年に一度のレベルで濃霧が酷いので今夜はここでキャンプしようと思っていたのだ。
    今にも眠気に喰われてしまいそうな彼らにも申し訳ないが手伝ってもらって、たった今、テントが張り終わった。
    普段ならもう寝ている時間。その場でぐでぐでし始める彼らに癒されていると、スマホロトムが長く震えた。

    そして今に至る。
    あの時と同じだ。カンムリ雪原の時と同じ。
    急に電話を寄越したと思ったら今すぐ来いとお呼び出し。なんなの。誰だと思ってんの今のチャンピオンは。

    果てしなく遠くまで包む白い霧と雨の後の露に濡れた草花の青臭さが滞っている。あいにくここではタクシーは呼べないし、ナックルへの方向もよく分からない。
    せめてエンジンの橋が見れれば楽なのだが、世の中そう簡単にいくものか。
    流石濃霧。本当に何も見えない。
    なんなら四方八方に全く同じ景色がある。普段の霧とレベルが違う。今で言うれべちだ。

    「…参った…」

    本日二度目の参っ 4157