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    ぴぴぴ

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    ぴぴぴ

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    もう終わらないし書き足すこともないからここに置いとく
    気が向いたらまた新しく書くかもしれないし分からない。
    とりあえず語彙力も才能もなかった、ただ頑張るしかない

    カーテンの隙間から差し込む優しい光で目が覚める。昨日一緒に寝たはずの司くんが隣に居なくて、少し寝すぎてしまったかもしれない。
    目を擦りながら明日は僕も手伝わないとなんて考えながらぼーっとしていると扉が開いた。

    「起きていたんだな、おはよう類」
    「おはよぉ、司くん」

    朝から司くんの声を毎日聞けるなんて幸せだ...やっぱり同棲してよかったと改めて思う。

    「類起きたなら顔を洗って歯を磨いたりしてこい、朝ごはんだぞ」
    「うん、わかった」

    まだ眠いし起きたくはないけど司くんに言われてしまったなら起きるしかなくて、重い体を起こして洗面所に向かう。
    今日は次の舞台の共演者の顔合わせだったなと目が覚めてきて思い出す。
    司くんとのワンダーランズ × ショウタイム以来の同じ舞台だと考えると胸が踊る。ただお互いまた忙しくなると考えると寂しい気持ちも湧いてきた。
    そうだ司くんにおはようのチューをねだろうかな?司くんどんな反応をするかな楽しみだななんて考えながらリビングに入ると美味しそうな朝食が準備されていた。

    「司くん今日も美味しそうな朝ごはんだね」
    「ちょうど準備ができたとこだ。食べるぞ、もうお腹がペコペコだ!」
    「ねぇ司くんその前にお願いがあるんだけど聞いてもらえるかい?」
    「む、どうしたんだ類なんでも聞くぞ??」
    「あのね、僕司くんとおはようのチューがしたいんだ...」
    「は!!?おはようのチュー?なんだ急にいつもはそんなこと言わんだろう」
    「だってまた今日からお互い忙しくなるだろう?そうしたら司くんとイチャイチャする時間が減ってしまうじゃないか...そう考えると僕は耐えられそうにないんだよ...だからお願い司くん」
    「それはそうだが..今回は同じ舞台なんだぞ??一緒に居られるのでは?すきを見てキ、キスくらいできるだろう...」
    「なんでも聞くってさっき言ったじゃないか、まさかそれは嘘だったのかい...?」

    司くんが『うっ』と言いそうな顔で僕の顔を見つめてくる。そして、小さなため息を吐いて口を開いた。

    「す、少しならしてもいいぞ...おはようのチュー...」

    いつも大きな声の司くんが小さい声でボソッと言うのがあまりにも可愛すぎて頭を抱えてしまいそうだ。

    「ほんとうかい?!司くんならそう言ってくれると思っていたよ!流石僕のスターだね!」

    嬉しさのあまり勢い余って思ったより大きな声が出てしまったけどそんなの気にすることができるほど僕は我慢強くない。
    顔を赤くした司くんがあまりにも愛おしくてどうにかなりそうだ。
    本当は唇を重ねる程度のキスで我慢しようと思っていたのにこんなの見てしまったらそんなキスで足りるわけがない。
    司くんの頬にそっと手を触れると目を瞑りながらすり寄ってきた。そのまま顔に近づいてそっと口づけて司くんの口の中に舌を突っ込む。

    「ん...んぅ?!」

    司くんが驚いたような声を出す。きっと僕が舌を入れるなんて思っていなかったんだろう。
    歯の羅列をなぞるように舐めたり、上顎を舐めてみたりじっくり味わうかのような深いキスをする。気持ちいいのか甘い声を漏らしながら司くんの舌が絡みついてくる。
    しばらくして呼吸をするのがキツくなってきたのか僕の背中をバシバシ叩いてくる、本当はもっとキスしていたかったけれどあまりにも辛そうだったから唇を離した。司くんはいつになったら鼻で呼吸することを覚えてくれるのだろうか。

    「る、るい、もういいだろう...」
    「フフッ、司くんは少しキスしただけで蕩けた顔に」
    「わあああああ!!うるさいぞ類!そんなことより朝食が冷めてしまうだろう早く食べるぞ!」
    「そうだね司くんの作ってくれた美味しい朝食が冷めてしまったらもったいないね」

    こんなふうに蕩けた顔は今までもこれからも僕だけが知っている司くんの一面だったらいいなとどデカい感情を抱いて席につく。
    今日の朝食のメニューは半熟の目玉焼きに、ウインナー、パン、そして...サラダ。
    同棲を始めてから一日一食は必ず野菜が出てくる、僕の健康を心配してくれてるのは嬉しい。
    だけどやっぱりいくつになっても野菜は嫌いでどうしても好きになれない。
    だけど最近、ほんの少しだけど司くんが調理してくれた野菜は美味しいと感じられるようになってきた気がする。
    やっぱり恋人の力は凄まじいなと改めて感じる。
    小皿に入った野菜を僕は一気に口の中に放り込む。

    「偉いな!今日も野菜を食べられたじゃないか!」

    なんて褒めてくれるものだから僕も嬉しくなって今日も野菜を食べられてよかったなんて思うんだ。
    我ながらちょろすぎると僕も思うけど、司くんのこの時の嬉しそうな笑顔が好きだからしょうがないとしか言えない。

    「司くんの美味しい料理を残す訳にはいかないからね」
    「そう言って貰えて嬉しいぞ!類のためにこれからももっと美味しいご飯を作ってやるからな!!」
    「フフッ楽しみだねぇ」
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