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    【彰みの】イベント『Rise as ONE』が元ネタの彰みの(会話文)

    こちらは全体公開ですが、今後はパスワード公開で投稿させていただきます。

    #彰みの

    ❏設定❏

    ・元ネタ→イベント『Rise as ONE』

    ❏本文❏

    ~乃々木公園~

    みのり「あ、東雲くーん!」
    彰人「げっ……」

    彰人:日課のランニングをしている
    みのり:サモちゃんの散歩をしている

    みのり「……って、あ! サ、サモちゃん!?」

    みのり:突然リードを引っ張って走り出したサモちゃんと一緒に、彰人の近くまで駆け寄る

    彰人「――……っ!?」
    みのり「ダ、ダメだよ、サモちゃん~! 東雲くんは、ワンちゃんが苦手なんだから! は、走って、駆け寄ったりしちゃ……!」
    彰人「おい……あまり、でけえ声で言うな……」
    みのり「東雲くん、ごめんね、急に駆け寄っちゃって……って、え?」
    みのり(あ! も、もしかして……ワンちゃんが苦手だってこと、人に知られたくないのかな?)
    みのり「か、重ね重ね、ごめんなさ~~い!」
    彰人「いや、もういいって……つーか、でけえ声で謝るのもやめろ……オレが女を苛めてる嫌なヤツみたいに、周りに誤解されるだろ……」
    みのり「はわ! わ、分かりまひた!」
    彰人「いや、そこで噛むなよ……」
    みのり「う~~っ、い、いたた……」
    彰人「……ったく、前から思ってたけど、そそっかしいヤツだよな、お前……」
    みのり「よ、よく、言われまひゅ……」
    彰人「痛そうだな……今噛んだところ、見せてみろ」
    みのり「ふえ!?」
    彰人「なんだよ……もしかして、恥ずかしいのか?」
    みのり「だ、だって! お、お口の中なんて……あ、あまり、人に見せませんし!?」
    彰人「まあ、そうだな……悪い、デリカシーのない発言だった、今言ったことは忘れ……」
    みのり「で、でも、歯医者さんに行ったら、見せますから! だ、大丈夫です、見せます!」
    彰人「いや……オレ、歯医者じゃねえし……なんともねえなら、見せなくていいって」
    みのり「うう……さ、さっきから、東雲くんにドン引きされているような気が……」
    彰人「いや、そんなこと……」
    サモちゃん「ワフンッ!」
    彰人「……っ!?」
    みのり「あ、サモちゃん……えへへ、慰めてくれてるのかな?」
    サモちゃん「ワン、ワンッ!」
    みのり「……って、サ、サモちゃん!?」

    サモちゃん:嬉しそうに尻尾をパタパタと振りながら、彰人に抱きつこうとうする

    彰人「――……っ!?」
    みのり「サ、サモちゃん、ダメ……って、きゃ!?」

    彰人:サモちゃんから逃げようとして、勢い余ってみのりを押し倒す

    彰人・みのり「あ……」

    彰人・みのり:数秒間、その状態のまま見つめあう

    サモちゃん「ハッ、ハッ……」

    サモちゃん:嬉しそうに尻尾をパタパタと振りながら、軽く抱き合うような体勢で地面に横たわる二人に鼻先を寄せると、彰人の顔をペロリと舐める

    彰人・みのり「――――…………っ!?」

    彰人・みのり:二人同時に赤面する
    彰人:慌てた様子で、みのりの上から飛びのく
    みのり:彰人と同様に、慌てた様子で体を起こす

    彰人「わ、悪い……」
    みのり「い、いえ!! そ、それより……お、お怪我はありませんでしたか!?」

    彰人・みのり:どこかギクシャクとした様子で、お互いに話しかける

    彰人「オレより、お前のほうが……」
    みのり「わ、わたしは、大丈夫だよ! ほら、このとおり!」
    彰人「いや、ジャンプすんな……みんな、何事かと思って、こっちを見てんだろうが……」
    みのり「そ、そうだよね! ご、ごめんなさい~~!」
    彰人(つーか、周りのヤツらがこっちを見てる原因は、どう考えても……)

    彰人:みのりを押し倒してしまったことを思い出しながら赤面する

    みのり「し、東雲くん? 急に赤くなって、どうしたの?」
    彰人「いや……」
    みのり「や、やっぱり、どこかお怪我でも……」
    彰人「そういうことじゃねえから、大丈夫だって……」
    みのり「よ、よかった……サモちゃんが東雲くんに抱きつこうとしたせいで、東雲くんがよろけて倒れちゃったから……もしも、東雲くんに怪我をさせちゃってたら、わたしのせいだなって思って、心配になっちゃって……」
    彰人「……」
    サモちゃん「くぅ~ん……」
    みのり「あ、サモちゃん……どうして、急に東雲くんに抱きつこうとしちゃったの?」
    サモちゃん「ワフンッ……」
    みのり「あ、もしかして……」
    彰人「……? なんだよ、理由が分かったのか?」
    みのり「あ、うん……もしかして、なんだけど……わたしが舌を噛んじゃった時に、東雲くんが、わたしのことを心配してくれたから……サモちゃんは、東雲くんにありがとうって言いたくて、抱きついちゃったのかも……」
    サモちゃん「ワフンッ!」

    彰人:サモちゃんの元気な返事を聞いて、ふっと微笑みを浮かべる

    彰人「どうやら、そうみたいだな」
    みのり「結果的には、東雲くんを怖がらせちゃう形になっちゃったけど……サモちゃんは、東雲くんにお礼を言いたかったんだね!」

    みのり:サモちゃんの頭をナデナデする

    サモちゃん「ワフ、ワフンッ!」
    みのり(東雲くんには悪いけど、やっぱり、サモちゃんはいい子だなあ……おうちに帰ったら、もっともっともーっと、沢山ナデナデしてあげないと!)
    彰人「おい、怖かったわけじゃなくて、少し驚いただけ……って、いや、今更そんなかっこつけたところで……だよな……」
    みのり「えへへ、ほんとにそうだよね」
    彰人「おい、そこで認めんなよ」
    みのり「わ! ご、ごめんなさい! でも、今、急に……以前サモちゃんと一緒に東雲くんとお会いした時のことを思い出して、つい、おかしくなっちゃいまして!」
    彰人「ああ、あの時か……」
    みのり「うん、わたしが東雲くんを怖がらせちゃったことを謝ったら、ちょっとびっくりしただけだからって、東雲くんが……今思えば、あれも強がりだったのでしょうか……」
    彰人「おい……」
    みのり「わ! そ、そんなに、睨まないでください~~! つつつ、つい、調子に乗っちゃいまして~~!」
    彰人「はあ……」

    彰人:呆れたように溜息を吐くと、じっとみのりの顔を見つめる

    みのり「……? あ、あの、東雲くん?」
    彰人「……」
    みのり「……」

    彰人:不思議そうに首を傾げるみのりの顔を、何も言わずにじっと見つめ続ける
    みのり:訳が分からず彰人の顔を見つめ返しているうちに、段々と頬を赤く染めていく

    彰人「……」
    みのり「……」
    彰人「花里……」
    みのり「……っ!? は、はい! な、なんでしょうか! し、東雲きゅん!」
    彰人(あ……また、噛みやがった……)
    みのり「うぅ~~! い、いたた……!」
    彰人「……」
    彰人(今まで……全然、意識してなかったけど……)
    みのり「し、東雲……くん……?」
    彰人(こいつ、こんなに可愛かったっけ……)

    彰人:無意識のうちに、みのりの顔に自分の顔を近付ける

    サモちゃん「――……!! ワフンッ!!」
    彰人「……っ!?」
    みのり「あ、サ、サモちゃん……!?」

    サモちゃん:みのりのことを守るように、彰人を牽制している

    みのり「――――…………」
    みのり(し、東雲くんに見つめられて、理由は分からないけど、すごく恥ずかしくなっちゃって、つい赤くなっちゃったところを、サモちゃんに見られ、ちゃった……? だ、だとしたら、すごくすごくすーっごく、恥ずかしいよ〜〜!)

    みのり:緊張感を漂わせている彰人とサモちゃんをよそに、両手で頬を包み込むような仕草をしながらあたふたする

    サモちゃん「……」
    彰人「うっ……」

    彰人:みのりがしっかりとリードを持っている上、自分とサモちゃんとの間には十分な距離が開いているものの、苦手な犬からじとりとした目で見つめられ、たじろぐように後ずさりをする

    みのり「ハッ! し、東雲くん? どうかしましたか?」
    サモちゃん「……」
    彰人「~~っ! そ、そんな目で、見るなっての……」
    みのり「え?」
    彰人「お前から、ご主人様をとったりはしねえから……」
    サモちゃん「……! ワフンッ!」
    彰人「お、分かってくれたか……」

    彰人:ほっと溜息を吐く

    みのり「え、ええ!? お、お二人とも、いつの間に、そんなに仲良く!?」
    彰人「なってねえよ……」
    サモちゃん「ワフ、ワフ、ワフンッ!」
    みのり「えへへ、サモちゃんのほうは、東雲くんと、すごくすごくすーっごく仲良くなったって言ってるよ!」
    彰人「んなわけ……」

    彰人:みのりの言葉を否定しようとするも、すぐに言葉を止めると、困ったような微笑みを浮かべる

    彰人「ま、そういうことにしといてやるよ」
    みのり「ありがとう、東雲くん! 東雲くんとサモちゃんが、もっともっともーっと、仲良くなってくれたら嬉しいな!」
    彰人「いや、それは……自信ねえけど……」
    みのり「えへへ……」
    みのり(あ、あと……わ、わたしとも、ぜひ……な、なーんて……)
    彰人「……? 花里?」
    みのり「ひえ!? な、なんでもありましぇん!!」
    彰人「だから、いちいち噛むなって……」
    サモちゃん「ワフンッ!」

    ~終~
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