留三郎の指先が、ねだるように、誘うように
呼吸も熱も視線も全部を寄越せと、俺の体を引き寄せる。
奪っては与えて、追い詰めては愛しむ
けれど、いつまでたっても満ち足りることはなくて
視線の一つを奪えても、すぐに飢えと渇きがのどを焼く。
……死ぬまで、満たされる気がしないから
死んでもなお、きっと俺はお前を求め続けるんだろうな。
お前も、そうだろ?

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