『かき氷』諸菱と何故か一緒に公園に居て、何故か一緒にランニングをしている。もちろん旬はシステムから出されるデイリークエストをクリアする為に走っており、諸菱は必死にこちらに合わせようとしているが、息切れを起こして一周ほどでギブアップし、手を膝に当てている。そのまま置いて行こうかと前に進んでいたが、気の毒に思えてきた旬は溜息を付きながら、諸菱の方へと戻る。
「無理についてこなくていいよ、諸菱くん」
「い、いえ、このぐらい……だいじょぶです…」
「うん、大丈夫には見えないね」
肩で息をしている諸菱に苦笑いしながら、持っていた冷たいペットボトルを額に当てると悲鳴を上げた。
「ひぇっ…!」
あまりの冷たさに諸菱は反射で額に触ろうとして、ペットボトルが当たる。旬はそのまま手を離して諸菱にあげた。
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