青江単騎の走り書き青江単騎、舞台が良い、青い静謐な光の中に刀が一振だけ地面に刺さっている、ぽつりと咲いている白い彼岸花みたいに美しい
会場に流れている音がピアノだけのBGM なんだが、呟き声みたいな静かな音で、会場にいる審神者たちの囁き声も合わさって完全に「にっかり青江の空間」だった。
水墨画の女の幽霊の幕が掛かっていて、「青江自身が幽霊みたいだもんな〜」って呑気に思ってたら、開演と同時に幽霊がふわっていなくなって「お前、、!!!」ってなった、怖い怖い怖い
いろんなことがありすぎて順序を無視した断片的な話ばかりになるが、聞いてください。
【青江の音楽最高すぎる】
風、高原の優しい草むら、地平線から登る朝日、背中側に控えた連なる山脈みたいな、遊牧民とかの柔らかで優しい音楽
どこかに留まることなく好きなところへ移動してゆく気ままさが、青江の掴めない人柄を表しているようで素敵だった
わたしは青江の出会った人とちょうど良い距離感で関わる感じが雰囲気がすごく居心地よくて大好き
【青江以外舞台に誰もいないのに、青江はたくさんの人と触れ合っていた】
舞台に青江以外誰もいない(本当にいない)のにたくさんのひとと青江は触れ合っていた、確かに体温があってみんな息をしていた
修行に行く前、刀剣男士一振一振に優しく声をかける青江、みんなから好かれているんだなというか、良い距離感で接しているのだなあっていうのが見えてきて泣ける
巴と話している時の物語の話も、みつよに「君も出れるといいね」って声かけてくれたことも、ソハヤと刀の在り方について話したことも、時間そのものが愛おしくてボロボロになる、、
すごかった、全員いたんだよ刀剣男士、みえたもん
水心子の話が心覚でもうグチャグチャになった、ここでその話をしていたのか
【舞台】
開演前に舞台そのものの感想書いてはいたのだけど、照明がつくと舞台の様子が変わる、
最初は河原みたいだったけど、朽ちた老松の鏡板の能舞台だった、
神仏に守られて舞うはずの舞台が朽ちている、それがどういう意味かはちょっと今の脳みそでは処理しきれないんだけど、直感ではこの能舞台はいろんな時代いろんな場所に移動できるポータル的な役割を成していたのかなと思った
(わたしは能舞台っていろんな時代や場所を映し出す鏡みたいなものだと思っているので)
【幽霊の女】
女の場面のお面さ〜!!
この間漆黒天みたから余計にキくんだよ、、、、
みつよのこと化け物だと思ってるが、青江もまた化け物だった、、
でもみつよは不自然な肉にいのちを押し込めたかわいそうな化け物の印象なのに、青江は物に無理やり魂を押し込めたみたいな化け物でヴァーってなった、
青江の踊りは踊りというより「舞踏」という感じなんだよな、、
動きの硬さ?ではないが、青江自身にある硬さ、異物感がすごく刀だ!!!となる
青江が切った女の人は青江のこと恨んでいるからずっといっしょにいるわけではないというのがすごく良かった、
磨り上げられて記憶を失ったかもしれなくて、赤ちゃんみたいに不安定な青江のことがきっと心配だから寄り添ってたのかもしれないと思うと幽霊さんの優しさが染みる
取り込んでしまったわけではなく、覗いたというか、剥き出しになったというかんじだろうか、、
青江は誰よりもどこまでも刀なのだなと、
そういえば序盤で審神者に肉体を与えられたと言われてたね
伊達双騎でも大倶利伽羅は肉体の話しかしてなかった気がするし、刀剣男士に心を与えたのは我々審神者ではないのか、、心は育てるものってことなのか、、?
なんていうか、青江が「もっと強ければ彼らは刀のままでいられた」と言われたこと、わたしは審神者として申し訳なくなってしまった
顕現させたこと審神者としてはすごくうれしいんだけど、産んで嬉しい、生まれて嬉しい、みたいなのは親や周りの人間だけで、本人はうまれたくなかった、刀のままでいたかったというのは罪悪感でいっぱいになる、
そうだよな、刀のままであれば痛い思いも苦しい思いもしなくて済むのだよな
心はないが刀の頃の記憶はあったみたいな話してたのもすごく腹にズンときた、
記憶というのは事実や歴史で、心はそれに触れてどう思うか感じるかって後付けのものだから混在してはいけないな
【エッチだ!じゃないんだよ、、】
青江の青江が衣装のチャック開けるのさあ、ボタンじゃなくてチャックなのがもうダァーーーーッ!
青江、ボタン外すし素足だし、なんかもうぜんぶ好きで周りに人いなかったらイィイヂィィンとなるところだった、悪いが
青江が髪解くのがヤバイもうどうにかなるわ、なってたけど
極め衣装最高だった、美しい、高原の朝日に照らされながら駆ける美しい白馬みたい
【ないものがみえる】
さっきからそうなんだけどマジでないものがみえる、
子供の場面すごくない?!
抱かれた赤ちゃんが育っていって旅立っていく様がさ、見えたんでよ
蜻蛉切と村正ちゃんの話もすごくよかった、村正ちゃん、かわいい、、そんな悪戯な遊びしてたの、、?となったし、
最初の物吉くんのくだりが泣けてしまって泣けてしまって、辛い、つらい、開始5秒で泣いたクソザコだよおれは
ソハヤの顕現によって物吉くんに対する気持ちが爆上げなのでとても苦しい
【歌合のにおい】
修行の前に村正ちゃんに椿油の話してるのとか、講談とか、めでたやめでたやとか、歌合の青江のことを全部回収していくのがもう最高すぎるよ
めでたやの歌、青江が旅をする土地土地に対する祝福というか、なんでもない日のケーキみたいな優しくて穏やかでとても晴れやかな感じがする
他にもかざぐるまとかてのひらとか、予習した分あって心がやられるな
予習ついでに直前に青江の手紙読み返したから、手紙の場面はもうボロボロで気を失ってしまった
刀剣乱舞の歌がめちゃくちゃいい、歌詞も青江の踊りも素敵だが、音の感じがド好みなのでCDほしい
そろそろ電車乗らないとまずそうなのでとりあえずここまでしか書かないけど、剣を振り下ろす音が生で聞こえるの泣けたし、序盤で青江が刀ぶっ飛ばしてたのあれなに?!自分を捨てる的な意味なんですか?!怖!!!めっちゃ好き!!!ってなったし、青江って他の刀の話よくしてるが、会話から生まれる物以外のことも話していて、他の刀のことよく見てるんだな、刀なのに刀のことをめちゃくちゃ大切にしてて、失うのが怖くて、失わないために戦うみたいなのがもう、なんて優しくて良い子なのか、、という気持ちになった、もう何が書きたいかわからんが、はやくかえる、