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    Ren_7636u18

    @Ren_7636u18

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    Ren_7636u18

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    SNSでナルザル+アイスクリームをよく見かけるので私も乗っかりました。

    ************************************
    FF14 商神ナルザルのファンアートです。
    解釈違いはご了承ください。
    日本語がおかしいところはごめんなさい。

    #ナルザル

    クランペットの美味しい食べ方おばあちゃんから教えて貰った言い伝え。

    ウルダハには何の前触れもなく双子の兄弟が現れる。顔がそっくりな美男子で、双子が訪れるとその日はお店の売上げがよかったり思いもよらず臨時収入が入ったりと縁起の良いことが起きるとか。きっとウルダハの守護神ナルザル神様の使いに違いないと。

    ーーーーーーーー

    ウルダハのナル大門前にある宿屋「砂時計亭」のロビーにある酒場、クイックサンドは今日もお客さんと冒険者でいっぱい。それはクイックサンドの女将である私、モモディ・モディが冒険者ギルドのマスターでもあるから。毎日のように一攫千金を狙った冒険者が、仕事を求めて私のもとへ訪ねてくる。ここにいると本当にいろんな人と出会うのよ。実家がお金持ちなのに三男坊で跡継ぎになれないからと一念発起して冒険者の道を踏み出した若者。冒険者同士でパーティを組むうちに恋愛関係になった男女とか。けれどもギルドの依頼を受けて意気込んで出発したものの、二度とクイックサンドを訪れなくなった冒険者も数えきれない。それでも私がこの仕事を続けているのは、たぶん人との出会いが好きだから。今日もクイックサンドには珍しいお客さんが来ているの。ほら、私から見て左側のテーブル席に座っている若い二人組。

    ひとりは燃えるような赤髪が印象的で活発そうな青年。もう一人は対称的に青い髪の物静かな青年。このふたりはきっと兄弟ね。だって顔がそっくりなんだもの。それにこのふたりはうちに来たのは初めてじゃないの。以前にも何度か訪れている。けどふたりとも冒険者ギルドには登録していない。クイックサンドで食事をとったり、ウルダハの城下町を散策した後に宿屋に泊ってのんびりされることが多い。だからうちのお得意様ってところね。今日は私が料理したクランペットを二人分注文した。

    「そうそう、いつものクランペットにアイスクリームを添えることもできるんだけどどうかしら?」
    「ほう、アイスクリーム?」
    赤髪君(これは私が勝手に付けた愛称ね)が興味深そうに聞いてきた。
    「そう、うちの新商品なの!牛乳に生クリームとバニラビーンズを入れて冷やしながら混ぜ固めた冷たいデザートよ。クランペットとの相性ばっちりなの。」
    「そうかそうか!客のために日々精進するその姿勢、まこと感心するな!」
    そう言って赤髪君はクイックサンドの新商品「女将お手製クランペット〜バニラアイス添え〜」を注文した。
    私が焼いたクランペットに冷たいアイスクリームをそっと盛り付ける。冷たいものを保存するための仕組みはごく一部の人しか持っていないから、暑い気候の地域にあるウルダハではアイスクリームの販売が難しい。盛り付けたふたつの皿をうちの従業員に持って行かせると、テーブルで歓喜の声が上がった。

    「おお!これは旨い!焼きたてのクランペットにこの冷たいものを組み合わせるとは、人の子の想像力は凄いな、ザルよ!」
    「…アイスクリームだ。」

    よかった、喜んでもらえて。アイスクリームはウルダハでは希少だからどうしても割高料金になっちゃうんだけど、あんなに美味しいって言って貰えて思い切って新メニューにしてよかったわ。隣りに座っている青髪君の方も、赤髪君みたいに声には出さないけどちゃんと食べてくれている。

    あら?よく見るとあのふたり…
    ちょっと距離が近くないかしら?

    テーブル席に二人組で座るとき、大抵対面するように座るでしょ?ふたりの仲が良い場合は12時と3時の位置に座ることもあるけど、赤髪君と青髪君はもっと近くてお互いの肩が触れ合っているの。いくら兄弟だからってこんなに寄り添うように座るものかしらね。
    赤髪君は声が大きいから、ふたりのテーブルから私がいるカウンターまでよく声が届いた。

    「お?ザルのアイスクリームにかかっているものはなんだ?」
    「…先ほど人の子が置いて行ったこの小さなピッチャーに入っていたのだ。メープルシロップと言っていたな。これをアイスクリームにかけるといっそう美味だと話していたぞ。人の子の話を聞いていなかったのか、ナル?」
    「そうだったのか!私も食べてみたいぞ!」
    「…お前は本当に人の話を聞かないのだな。」

    あらあら、本当に仲の良い兄弟なのね。青髪君はあんなこと言っておきながら、自分のお皿に盛られたアイスクリームのメープルシロップがかかったところをスプーンですくって自分の口に運んだかと思ったら、今度は自分のお皿を赤髪君のほうへ差し出した。暗にそう言うなら食べてごらんと赤髪君に伝えているのが分かる。微笑ましいわね、と思ってたのも束の間。

    あら?
    あらら??
    あららら???

    私は目を丸くしてテーブルの方を見てしまった。赤髪君が青髪君のほうへずいっと顔を近づけたと思ったら青髪君の薄い唇にキスをしたんだもの。青髪君は驚いた様子だったけど、だからといって抵抗していない。…それにしても長いわね。挨拶のキスにしては長すぎるわ。私が驚いていると赤髪君と青髪君の重なっていた唇は離れた。

    「うむ!確かに旨いな!人の子の創意工夫にはまこと感心するな、ザルよ!」
    「…普通に食べればよかったものを。」

    ちょっとまって!
    赤髪君ってもしかして、青髪君の口の中のアイスクリームを食べちゃったの!?
    ええ?ええーーー!!
    クイックサンドには色んな人が行き交うから、男女の関係はもちろんのこと、同性どうしの恋だって見てきたわ。(私のところにはよく恋愛相談も来るのよ。)色々見てきた私でさえもちょっとドキドキしちゃったわ。だってなんだか…すごく純粋でキレイなものに思えたから。人間の内に潜む下心とかそんなものじゃないの。むしろ神聖ささえ感じたわ。

    …ああ、そうか。きっとそうね。
    あの子たちは兄弟で同性だけど、お互いを好き合っているのね。
    けどそれは許されない禁断の愛。
    だから時々こうやってふたりで秘密のお出かけを楽しんでいるのね。
    そういうことならこのモモディに任せて!あなたたちの禁じられた恋を、私が微力ながら応援するわ!

    美しい兄弟の秘密の恋に思いを巡らしていると、いつの間にかふたりは食事を終えていた。そしてこちらに向かってきた。

    「女将よ、私たちはこれから城下町を散策してくるが、ここの宿を手配してはくれまいか?」
    「え?ええ、大丈夫よ。お部屋はいいところ押さえておいてあげるわね。」
    「それはありがたいな!では頼んだぞ!」

    赤髪君がそう言うと、青髪君の肩を抱くように寄り添ってウルダハの街へ出て行ってしまった。

    大丈夫よふたりとも。ここは私に任せておいて。
    私は宿屋・砂時計亭の客室のなかでも一番いい部屋を抑えた。そうだ、お部屋の雰囲気をよくするために寝具にはとっておきのお香を焚き染めておきましょう。ベッドサイドには香油を置いておけばいいかしら?あとは新鮮な水とコップを二つ。あ、そういえばザル回廊にある大人向けのちょっと怪しいお店にも今度品物を見に行ってみようかしらね。

    ーーー
    ここはウルダハのナル大門前にある宿屋「砂時計亭」のロビーにある酒場、クイックサンド。今日もたくさんのお客さんと冒険者でお店は賑わっている。
    赤髪君と青髪君が来たあの日から、クイックサンドの新商品「女将お手製クランペット〜バニラアイス添え〜」はお客さんの口コミで大人気メニューになった。
    私はふとおばあちゃんが教えてくれたウルダハの双子神の使いの言い伝えを思い出した。あの子たちは本当に商神ナルザル神の使いだったのかもしてないわね。そんなことを考えて私はふふっと小さく笑った。さあ今日もお仕事頑張ろうっと!






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