Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    nrzu8528

    こちら腐、cp要素有り、閲覧注意系、SS、書きかけなどの隔離格納庫です。
    CPは全部別軸です。色々雑多なので注意です。
    閲覧は自己責任で宜しくお願い致します。転載、使用、AI学習は禁止です。
    Unauthorized use, reproduction, or AI learning is prohibited.

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 141

    nrzu8528

    ☆quiet follow

    赤ノノ

    ああ見えて赤君はまだ少年で、ノノはしっかり大人なんよな…が突然私の中で弾けた幻覚

    ##BL

    Tap to full screen (size:766x960).Repost is prohibited
    👏👏❤❤💯
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    闇の精霊と闇の創作主ロッチェ

    MOURNING工藤涼乃if
    高潔は渇望に穢れる鼻腔を刺激するガソリンの匂い。湿ったアスファルトの生ぬるい熱。頭から止めどなく流れるぬるりとした生暖かな生命。指一本さえ動かせない身体。くぐもって聞こえるどよめき。耳をつんざく鳴り止まないクラクション。割れて砕けた眼鏡。原型を留めていない愛しい人達だったもの。お父さん…お母さん…。目の前の惨状から逃げるように意識がホワイトアウトしていく。

    目覚めると真っ白な天井と微かに鈍い音を立てている業務用エアコン。少し視線を右に移すと腕に繋がれた点滴がある。薬品と消毒用アルコールの香りがここがどこかをぼやけた視界でも嫌でも理解させる。病院。視界とは相反するようにハッキリとした意識は私だけが生きているという事実を突き付け絶望させるのに十分だった。一瞬で愛する両親を失った。突っ込んできたトラック。間抜け面で寝惚けていた運転手の顔をありありと思い出していくと心の奥が沸き上がる黒々とした負の感情で支配されていった。返して、私の大切なお父さんとお母さんを。こんな醜い世界に一人ぼっちにしないで。死が救済だというのなら今すぐ私を殺せ。ろくに動かない左腕を伸ばして点滴を引き抜く。死んでやる。死んでやる。死んでやる。すぐに看護師が駆けつけて私のむなしい抵抗は止められた。
    9525