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    元気な人

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    解答提出です。〇〇しないと出られない部屋に学ランで閉じ込められたひよかえ。

    〇〇しないと出られない部屋一体全体何がどうなったと言えばいいのか、真っ白な壁に囲まれた部屋にベッドが一つ、何が入っているか開けたいようで開けたく無い三段になっている棚、絶対開けてなんかやらないぞと主張しているかの様な明らかに頑丈そうなドア。
    そんなよくわからない部屋に、僕と金城はふたりきり。おまけにほんの数年前まで着ていた見慣れた黒い学生服姿。一体誰が着せたのなんて考えたくないけれど、当時のままの着方そのもので、全てのボタンがきっちりと閉められていて、なんだか喉元が少し窮屈に感じた。
    「日和くんも学ランだったんだ」
    ベッドに腰掛けて、足をぶらぶらとさせる彼もまた、僕と同じような黒い学生服姿。でも僕とは打って変わって、閉まっているボタンなんてひとつもない。大胆に開かれた真ん中からは今でも良く着ているようなタンクトップが見える。首元からぶら下がっているのはいつもの銀色の忌々しい存在を辿っていけば、タンクトップの隙間からのぞく男にしては大きい肉の塊にごくりと思わず唾を飲み込む。
    「いやいや、そんな呑気なこと言ってる場合じゃないでしょ。何この部屋、僕たち連れ攫われた?」
    意識を向けないように目を逸らしながら、まずは今の状況を理解しようと、真っ白な部屋をぐるりと見渡す。
    「気づいたらここに居たから知らねぇけど…俺たち、セックスしないとこの部屋出れないらしいぞ」
    金城が投げて寄越した紙切れに『セックスしないと出られない部屋』とだけ殴り書きされていた。あまりにも説明が雑だ。
    「とりあえず、出れなきゃ困るし…セックスしようぜ、日和くん?さっきから俺の胸元チラチラ見てんじゃん」
    「だってそれは!君がそんな格好してるのがいけないだろ?!」
    気づかれていたことに思わず焦る。それに彼が『日和くん』呼びの時はいつも以上に積極的になるのは僕が一番良く知っている。
    「とりあえず、つべこべ言わずに早くしろ」
    ニヤリと煽り顔の金城の頬は何故だか赤く色付いていた。自らタンクトップの裾を掴んでたくし上げた先に見える白い素肌に耐え切れるはずもなく、勢いよく彼をベッドに押し倒した。恋人がベッドの上でいやらしく誘ってくるのを我慢できる男がこの世にいたら教えてほしいくらいだ。
    「君が煽ったんだから、覚悟しなよ…?」
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