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    ジュン

    正良が好き。思いつきを載せる。

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    ジュン

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    正良会話文

    「観光に行こう」

    「は?急に兄貴が電話かけてきたーと思っておっかなびっくり出てみれば、何?とつぜんどうしちゃったわけ。どういう風の吹き回し?」

    「きいてくれ、急に明日一日休みになった」

    「よかったな」

    「ばか、こんな幸運は二度と無いぞ。俺が丸1日休みなんだぞ、この意味わかってるのか良守」

    「じぇんじぇん」

    「今お前がどんな顔してるか目に浮かぶわ…」

    「俺さ明日ふつうに学校なんだよね、悪いけど」

    「休め。学校は明後日でも行けるだろ?明日は式神つかえ」

    「おいおい、兄貴らしからぬ発言だなー録音していい?」

    「一日くらい俺のワガママきいてくれたっていいだろ。4年に1回あるかないかだぞ、丸1日休みなんだぞ?」

    「一応きくけど、どこ行くの」

    「……どこ行きたい?」

    「ノーップランかよ!」

    「違う。良守の行きたいところが俺の行きたいところなだけ」

    「俺は学校に行きたいです」

    「良守とは思えない発言だな〜録音して先生に提出してやろうか」

    「お前本気でやりかねんから止めろ」

    「実を言うと」

    「おん?」

    「行くところは決まってんだよね」

    「へー、どこ」

    「教えてやらない」

    「じゃあ勝手に1人で行きやがれ」

    「お前つまんない」

    「なっ!べつに兄貴に面白がられたくねえし」

    「そんなに駄々捏ねるんなら拐っちゃおうかな」

    「は?」

    「コンコン、後ろの正面」

    「どわっ!???」

    「こんばんは」

    「バカ!!!なんでンなとこに突っ立ってんだ!??びっくりしすぎて心臓泊まるかと思った…!」

    「なんでカーテン閉めないの?」

    「普通は人いねえからだよ」

    「だとしても不用心すぎ。いくらお隣が時音ちゃんちだからって駄目だぞ」

    「るせぇ。そんな心配必要なの兄貴くらいだわ」

    「あっ…もしかしてわざとオープンにして時音ちゃんに見せびらかしてる?」

    「んなわけあるかー!」

    「ならいいけど。次から気をつけないと兄貴に拐われちゃうぞ」

    「ほんぎゃ!!?土足で上がるな!父さーん!兄貴が窓から土足でっ」

    「黙れ結」

    『わっ!出せコラァ!!』

    「さて。どうやってこいつを黙らせようか…」

    『出せって言ってるだろ!きこえねえのか!』

    「結界で口だけ塞ぐ?でも匙加減間違えたら大怪我しちゃうしなー。最悪、口が裂けるぞ」

    『真剣に怖ぇ話すんじゃねえバカ!』

    「結界のまま移動出来たらいいんだけど」

    『ハッ!ぶぁか!お前もしかして座標指定のこと知らねえの?!』

    「でも正直、人間が入った箱を持ち上げて運ぶのは面倒臭い」

    『おい!俺の話さっきから無視すんな!聞いてんのか!』

    「どう拉致ろうか、良守」

    『拉致る相手に聞くんじゃねーバカ』

    「え?なに?なんて?」

    『やっぱ遮音されてんのかっクソ!』

    「おー元気に暴れてる。活きがいいなー今回の奴隷は高く売れそうだ」

    『変な小芝居始めんな!!出せ!』

    「静かに出来る」

    『うん』コクコク

    「解」

    「父さあああああん!!!!あにきがっ」

    「結」

    「もげほにゃ!!」

    「顎外れるから口動かすなよ」

    「もご!!(やめろ!離せ!)」

    「良守軽いな。ちゃんと食べてるのか?」

    「ぐもももも」

    「まあこんだけ元気なら大丈夫そうだな。よし、行こうか」

    「もごに!!(どこに)」

    「夢の国」

    「…ででにー?」

    「さぁ?着いてからのお楽しみ」

    「おごぁ!?ふーにうごうんあぇー!(急に動くんじゃねえ!)」

    「あっ、しまった。窓から飛び出たから良守の靴がない…誘拐犯扱いされたくないなー人目を避けよう」

    「おぁー!」

    「なに?もごもごうるさいな。よし、家からだいぶ離れたし口のも取ってあげよう」

    「ふざけんな!」

    「怒ってる?」

    「むちゃくちゃ怒ってるわ!いきなり口閉じられなくされて、家から連れ出されて!裸足でさみいし!」

    「寒いなら羽織で包んでやろう」

    「そういうのいいから!むにゃ!やめろ!」

    「なんで怒るの。笑ってよ良守」

    「笑えるか!こんなムチャクチャされて!」

    「…良守は俺のこと好きじゃなくなったのか」

    「は?なっ、なに急にどうした」

    「そりゃあ自分勝手な自覚はあるけど。でも二人で旅行しようって誘っても全然嬉しそうじゃないのは傷つく」

    「いやそれは、兄貴が唐突だから!」

    「本当にそれだけ?俺のこと好きならもっと普通は喜ぶんじゃない?」

    「だって…」

    「だってじゃないよ」

    「だって!俺やだもん!!!」

    「…そんなに嫌だったか」

    「違えの!喜んだら、俺ばっか兄貴のこと好きみたいでヤだ!都合いい奴と思われたくねえもん!!」

    「(プライド高…)流石は次男坊さまだな」

    「うるせえ!俺ばっか兄貴に振り回されんのつまんない!兄貴こそ、俺のこともっと好きって感じ出せ!」

    「俺めちゃくちゃ好きだけどな、お前のこと」

    「ほげ!!!?」

    「大好きだから旅行に誘ってるのに、なんで煩わしそうにされなきゃなんない訳」

    「だから、それは…っ」

    「良守は俺と二人きりになりたくない?俺と楽しい思い出作りたくないのか?」

    「作りたいに決まってる」

    「じゃあ行こう」

    「……ふん。楽しくなかったら許さねえからな」

    「楽しいに決まってる。良守の大好きな兄ちゃんが隣に居るんだぞ?どこ行ったって楽しいよ」

    「なっ。俺のこと舐めすぎ……別にそこまで兄貴のこと好きじゃねえもん」

    「あっそう。俺は良守さえ居てくれたら地獄でも天国になるけどな」

    「俺を地獄に引き入れないでくれます?」

    「四の五の行ってる時間が勿体無いな。早く目的地に向かわないと」

    「どこ行くの」

    「夢の国」

    「ででにー?」

    「着いてからのお楽しみ」

    「はぁ。もう疲れた。兄貴、抱っこ」

    「よいしょっと。さあ楽園に行こう」

    「どうぞお好きによろしく」

    「しっかり捕まってろよ」

    「へーへい」






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    Replies from the creator

    ジュン

    MEMO片思い良すぎかよムーブやばち独りごつ
    これは正良かと言われたらわかんないけど一個思いついたのが、良が妖に時ねへの恋心を奪われてしまうのを正が取り返しに行く話読みたい。
    恋心奪われたのに良はそれに気づかなくて普段通りお勤めをして学校に行く日常を過ごしていて、時ねはちょっとだけ普段と何かが違うような違和感を感じるけど(元々良の想いを知らないから)それが何か気づかない。
    というのも良は時ねに対して恋愛感情が無くても大切に思う気持ちが変わらないから。周囲が良の心が欠けていることに本人含め気づかない。
    で、偶然実家に帰ってきた兄貴がいつも通り時との事をからかったら良が照れたり怒ったりしないことに違和感を覚える。
    その違和感を確信に変えるためにその晩、お勤めに正もついて行ってわざと時ねに思わせぶりな態度をとったりしてカマをかけてみる。普段の良なら絶対にあいだに割って入って怒ったり拗ねたりするはずなのに呆れたり赤くなるけど「兄貴もしかして、ときね好きなの?!」みたいな顔してるから正は良が時を好きだった気持ちがまるっと無くなってると気づく。良おまえ最近なんかあった?例えば厄介な敵と対峙したとか…って話を聞き出して妖に奪われたのだと確信。 でも助けてやる義理ないし、本人気づいてないし。あんなに好きだったのにこんな簡単に手放せるもん?とかモヤモヤ思ったりして。
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    ジュン

    REHABILI思いつくままとりあえず書き連ねていく正良のクリスマスってやつをよぉ。
    甘い上にこれさいごまで出来てないからよぉ。本当にごめんなさい。でも正良のクリスマスほしい。サンタさん来ない。泣いた。
    そのうち完成する、わからん。めっちゃねむい。明日も休ませろ。明日から冬休みになれ。越前青学の柱になれ。なんとか、なれー。
    寒波到来、この辺りにも雪が降り始めている。今晩は室内にいても凍えるほど寒い。だが一人暮らしの良守は節約するためなるべく暖房器具を使用したくなかった。親の仕送りを無駄遣いしたくないからだ。もちろん自身でもアルバイトをしているのでその金を宛てがうこともできる。でも今月はダメだ。12月24日、兄の正守がこの家に来る。理由は聞いてない。でもわざわざクリスマスイブに約束を取り付けてきたんだから、それってつまりそういうことだろう。良守は正守を愛している。正守も良守を…恐らく愛してる。断言はできない。イマイチ掴みどころのない男だから。しかし、一人暮らしを始めてから正守は何かと良守を気にかけるようになった。実家で暮らしていたときは年単位で会うことがなかったのに、今や月一程度には顔を見せあっている。何がどうしてこうなった?初めこそ困惑したが、正守と過ごす時間は存外楽しいものだった。突然ピザを一緒に食べようと言って家にきたり、成人したときには酒を持ってきて朝まで酒盛りをした。思い返せば正守は唐突に連絡を寄越してやってくる。そうして毎回良守を振り回しては満足そうに笑っていた。だけど良守が嫌がるようなことはしない。むしろ今までやれなかったけれど、やってみたかったことを叶えてくれているような気さえした。それは良守の思い上がりかもしれないが、しかし良守の中で正守は完璧でいけ好かない兄ではなくなっている。というか正守は全然完璧なんかじゃなかった。酒が好きなくせにすぐ酔って眠ってしまうし、ケーキは盗み食いするし、課題をして構わないと拗ねる。この部屋にいるときの正守はまるで子供みたいで、だから説教好きでジジくさい兄のイメージは簡単に崩れた。いつの間にかいけ好かないと思っていた兄との関係は、気の知れた良き友のようなものへと変わっていった。実家ではないからだろうか。二人きりで過ごしていくうちお互いに妙な意地を張るのをやめた。そのうち不思議と2人を取り巻く据たちの角は丸くなり、隣にいる時間がなにより愛おしく思えて…何気なく無言で見つめあったときキスをしてしまった。
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