Twitter小話集 2022年3/10〜4月まで●「雨の日」 白人外タン & 黒紫 3/14
※楽屋スケルド号の船たち
買い出しは大抵ドロップシップなのでいつもはふよふよ宇宙を漂ってるけど、時々どこかの星に停泊する
なので停泊中は天気の概念はある
船内に時計はあるので、時間的には朝夕の概念もある
土砂降りだと白と人外タンは
「雨だー!」
「雨なんだねー!」
ってずぶ濡れになろうとお外遊びに行っちゃう
対して、紫はどこか切なそうな表情する
室内で雨音のする外を眺めて何かに想いを馳せる
そんな相棒と一緒に、 黒も静かな思考に浸る
互いに踏み入りはしない、でも強い繋がり
そこに白は入れない
●「土砂降りの夜」 黒紫 + 白 3/18
土砂降りの夜
そんな日は時々、紫はどこか切なそうな顔で物思いにふけがちになる
そんな時は大抵、黒が黙って傍にいる
普段お酒飲まないけど、二人分のホットワイン持ってくる。別の飲み物の時もある
互いに言葉はない。視線も交わさない。踏み入りもしない
でも通じ合ってる。特別なふたり
そこには白も入れない
白は黒の運命だし、黒は白の運命だけど
そこは紫も黒も譲らない
選び続けることはなかったけど、黒紫は互いにとっての唯一無二。 相棒
強い繋がりを感じるこういう時のふたりの間に、少女は入れない
嫉妬に近い切なさと共に、白はそれを受け入れる。ただ理解しきることはない
わからないから入れない
………別に黒紫、白をのけ者にしてる訳じゃない
少女が来ると
「……ん? 白どしたの?」
「こっちにおいで」
ってふたりともいつものように笑って受け入れてくれる
でもそこにさっきまでの空間はない
強い沈黙も静かな絆も、確かにあった壁もふたりだけの世界も
ふっ…と消えてなくなる
だから白は辿り着けない
そこは少女の場所じゃない
●「優しくする」 紫白 & クルーたち 3/14
黒紫
白に「 優しくする」ってよく言 う
………これだけで🔞に聞こえる作者タンの頭アレなんですけど、ふたりともほんとの日常で言う
紫白
部屋の中から紫白の声が聞こえて、内容が不穏なのに気づいた黄緑オレンジが会話を聞く
「優しくするから」
「………ほんとに? いじわるしない?」
「うん。だから今だけオレの相手してよ」
黄緑オレンジ
あわあわする。めっちゃあわあわする
彼らもお年頃なので。でもドアは怖すぎて開けられない
やがて恋愛に首に突っ込みたがりの青が来て
事情を聞いた彼は、ニヤニヤしながら躊躇わずドアを開ける
でも普通の光景しかない
「わっ?! 青どしたの?」
「…………何? 邪魔しないでよ。やましいこと ホント何もしてないんだけど」
白は盤上遊戯を広げてぽかんとして
紫はすぐ何かを察して怖い顔をする
※クル恋のインポス達、 みんな盤上遊戯好き
頭使う騙し合い読み合いの戦略ゲーム好き
クルー達はいつも黒紫にコテンパンにされてるので、あまり彼らと戦略ゲームして遊ばない
でも相棒以外と遊べないのは退屈なので、黒紫はすぐ白を口説き落としに行く
勿論、ものっすごい手加減してちゃんと接戦する
一手ごとに悩んでる白を堪能もする
●「みんなで温泉」 黒紫×××人外タン + 白天使たち 3/26 〜 3/27
メイン格人外s(黒紫×××人外タン) + 白で温泉行ってほしいな
ちゃんと男湯女湯別れてるやつ
×××白と黒紫は性別がはっきりしてるので、特になんの問題もないんだけど
人外タンこと角付きは無性なので
「羽根つきと一緒に入りたいんだねー」
って普通に女湯について行く
弟子達すごい勢いで止める
でも彼らだって別にタンと一緒に入りたくはない
「クソ黒とクズ紫と一緒はいやなんだねー!」
「俺だってお断りだ」
「オレも嫌だよそんなもん」
タンは絶対に紫に喧嘩売るし、紫は確定で喧嘩買うし
黒はそれに巻き込まれるだろうしで、ゆっくりなんてできない
わかりきった未来が見えて三人は唸る
師匠は別にどっちに転んでもいいし、弟子たちの疲労度によって出る結論が変わるとわかってるので
「あたしらはさっさと行こうか」
って仲裁せず白を連れてく
ちなみにここにホワイトが混ざると、黒紫はなんとしてでも男湯に人外タンを引きずり込む
地獄の盤面になるならせめて混戦であってくれ、って
人外タンは温泉で泳ぐ
温泉のこと 「なんかぽかぽかするでっかい池」くらいに思ってそう
黒紫から離れたとこでバチャバチャするし、なんなら潜る
そんでしばらくしてから言う
「お魚さんがいないんだねー」
「いてたまるか」
「茹で上がるぞ」
もし黒紫人外タン + ホワイトで男湯入ったら
狂乱騒ぎだな
乱闘が絶対起きるので、ホワイトも普通に巻き込まれる
ホワイトはその場で唯一身を守る術のないクルーなので、さすがの彼も悲鳴を上げて
それを聞きつけた×××が女湯からすっ飛んでくる
愛しい人の危機なので、彼女は恥ずかしいとか考えない。 強い
弟子ふたりのほうが師匠の裸(楽屋では年下)に狼狽して動揺して、何もできないまま彼女の拳に一撃必殺される
「にはは! ざまあみるんだねー! 羽根つきは強いんだねー!」
って角付きが盛り上がるけど、
こいつもホワイトの脅威なので×××は容赦なく湯船に沈没させる
彼女の優先順位はホワイトが一番なので
「ハニー…! かっこいい……!!」
って恋人の勇姿に震えるホワイトに、大きいタオルをかけて×××は
「ホワイト大丈夫か? 怪我はないか?」
って慰め気遣いながら、温泉から上がらせる
その後は湯冷めさせないようにテキパキと支度するし、お風呂あがりの飲み物も持ってくる
立場が逆。 彼女は強い
黒紫はすぐ復活するけど、師匠の男湯襲撃って事実に
「は…?」
「え…?」
って混乱したまましばらく正気に戻らない
人外タンは気絶したまま「ぷかー……」って湯に浮いてる
ひとり女湯の白は
聞こえてきた三人の短い悲鳴と、その後の恋人達の会話に何が起きたか察するけど、何もできなくてオロオロしてる
●「お花見」 黒白、×××ホワイト、タングレー 4/4
黒白、×××ホワイト、タングレーでお花見行ってほしい
作者的にはそこに紫も加わって欲しいけど
「は? このトリプルデートみたいな盤面にオレ入れるとか気狂ってんの??」
って拒否する。白に誘われても拒否する
でも
「………ここ。見頃だし人少ないし穴場だって」
ってリサーチはしてくれる
紫の優しさ
黒白
白は貧民街育ちなこともあって、結構はしゃいでうろちょろする。 木登りもしたがるけど、マナー的にやめようなって黒は止める
そのかわり触手で持ち上げて、顔に花がふれるくらい近くまで連れてってくれる
香りを楽しむ白とそんな白を楽しむ黒
黒は桜にさらわれそうな恋人をしっかり抱き締めてたらいい
×××ホワイト
ホワイトは桜そっちのけでハニーに向かってずっと賛美を送る
彼女は最初は黙ってるけど、段々花見ができなくなって言う
「……桜を楽しむあたしと楽しめないあたし、どっちが幸せだと思う? ……黙って傍にいろ」
ホワイトは黙るけど顔はニコニコとうるさい
そのまま美味しくピクニックする
タングレー
画家グレーは満開の桜吹雪に感動してスケッチをはじめる。 タンは放置する
お絵描き中のグレーは『綺麗』なので、タンもじっと見守るし、 暇になったら鳩や雀とか追いかけだす
邪魔しない
お腹が空いたら狩りたいな……って思うけど、
羽根つきに教えられた常識を思い出してグッと耐える
甘い要素がない