旬最上白川美濃部諸菱 スイカ割「夏ですよ!海ですよ!!!水篠さん!!!」
「わかったから、その浮かれた完全装備をそろそろ外せ」
海水浴が楽しめるこの場所ではパラソルを広げ優雅に読書をする人もいれば、海に出てサーフィンをする人もいた。
そんな中、休暇を諸菱に出された旬は海に来ていた。
「海といえばスイカ割!水篠さん!早速どうぞ」
「諸菱くん……???」
「あ、目隠ししますね」
「ちょっ」
「これ、どうぞ」
軽い棒を渡され何も見えない旬は諦めてスイカを探す。
「もう少し左ですよ」
「最上、さん?」
「いやいや、右だろ」
「白川さんまで」
「えー、このまま前に行ってもらいましょうよ」
何故この三人が居るのか、全く見当もつかないがとりあえず美濃部の言葉を信じ旬は言われた通り前へ進む。
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