アベンチュリン・タクティックス ルート1 第13話:第115回出生順位決定戦 大学生活が始まり、同時に一緒に暮らし始めた星とアベンチュリン。
起きる時も寝る時もどんな時も一緒。高校の時よりもずっと距離が近くなった。
先に起きて、すやすやと眠るアベンチュリンを愛でる……それが最近の星の幸せだった。
「ふふっ……本当にあんたの寝顔は可愛いね………」
毎日が楽しい。こんなに自分だけが幸せになっていいのだろうか……そんな不安を持ちながらも、星は今日もアベンチュリンの髪をいじっていた。
そうして、その日も2人で通学し、受講。午後の最後の授業が終わり、帰ろうと2人は教室を出た。
「星!久しぶり!」
そこで聞こえてきた自分の名前を呼ばれる声。
声がした方に顔を向けると、いたのは緩いウェーブを描く銀髪ロングの少女と、星と全く同じ髪色の灰色短髪少年。
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