まほやく世界と現実世界の食事の比較概要(16:50ごろに追加しました)
筆者自身が創作活動をする際に、「この国って私たちの世界だとどこの国のイメージで書けばいいんだろう…」と悩んだ際、料理で作れる食事からおおよその国や地域の予想をつけられた。今回はその内容をまとめます。ただし、はっきりと地域が断定できそうなのは西と南のみ。また、制作側には「その国っぽい」という意図でのみ食事を割り当てられている可能性が高いことも心に留めておいてください。
前提
「〇〇の国発祥」と明言されているもののほか、名物として語られているものを、その国の郷土料理として定義しています。
まほやく世界と現実世界の食事の比較
-本論
○中央の国
サヴァラン(中央の国で人気)
savarin
フランスの焼き菓子。18世紀の美食家ブリア=サヴァランから取られた名前だそう。
クリームシチュー(中央と東でよく食べられる)
日本発祥。大正時代に生まれたそう。
ガレット(中央の国が発祥)
galette
意味は丸く焼いた料理。
フランスブルターニュ地方発祥。中央の国ではソバ作ってるのかな?
ベーコン(カインの好物)
どこの国でもありますが、カリカリのベーコンはアメリカ朝食の定番という感じがありますよね。
○東の国
ミモザサラダ(一周年のログストで東が作っていた)
ロシア発祥。旧ソ地域では一般的らしく、お祝いの席で振る舞われる。
○北の国
ポトフ(北の国でよく食べられる)
potfeu potが鍋feuが火
フランス発祥。ただ基本的になんでも入れて煮込めばポトフなのでどこにでもある。寒い国だからあったかい物というイメージで選ばれていると思う。
カーケンメテオル(スノホワが年明けに作ってた)
cacen meteor 流星ケーキ(cacenはウェールズ語でケーキ、メテオル読みはフランス語が近いかも)。造語で実在しないと思われます。
ちなみにkirke(キルケ)はギリシャ神話の魔女のこと。
追加)一部文章を消したのでなんでキルケの話してるのかわからなくなっていたので追加します。
最初、「カーケン」を「kirken」で探していました。結果、デンマーク語で「教会」の意味だったので、違うな〜、けど「kirke」って魔女のことなんだ〜と思った次第です!
トレスレチェス(オーエンの好物)
→Torta de tres lechesもしくはpan tres leches
意味は「3種の牛乳を使ったケーキ(パン)」(スペイン語)
アメリカ、メキシコ、中米で食べられる
製法としてはティラミスと同じようなかんじなので、ティラミス起源とも言われています。
○西の国
ダリオール(豊の街の魔法使い専門店のものが有名)
→フランス語で円錐台のこと。
中身は色々でご飯系もあるみたいです。その型を使ってればダリオールみたいですが、チョコが一般的になようです。
パエリア(一周年でムルが食べたいものとして挙げていた)
paella(バレンシア語で「フライパン」の意味)
スペインの代表的な料理ですね。伝統的なものは、うさぎ肉を使っていた。発音はパエージャが標準。パエーリャはバレンシアなどの訛り発音。
サングリア(シャイロックの好物)
sangría(スペイン語で「血」の意味)
スペイン、ポルトガルで飲まれる。
○南の国
チリコンカン(南の国の伝統料理)
chile con carne(スペイン語で「肉入り唐辛子」)
テキサス州。メキシコ風アメリカ料理。
ロリトデポロ(雲の街の郷土料理)
rollitos de pollo(pollが鶏肉。「鶏肉巻き」の意味)
スペイン語。発音的にはロリートスデポジョ、もしくはロリートスデポリョ。
南米でよくある食事。肉で肉を巻いて焼いて食べるのも多く、ブラジル系の友人は、薄くしたステーキ肉に鶏肉(チョリーソーだったかも)巻いたものをお母さんが作ってくれて、美味しいと言っていた。
-結論
西の国は南欧の食事が参考にされている可能性がある。
南の国は、メキシコ・ブラジルからヒスパニック系移民の流入後のアメリカの食事が参考にされている可能性がある。
中央の国はあまり参考にした国はないかもしれない。
東の国、北の国は情報量が少なく、結論が出せない。
余談
南の国は、もともとフィガロが「開拓した国」で、よく「赤土」のことも語られていました。
個人的にはそのキーワードから、アメリカの「アンテロープ」やブラジルの土地が思い浮かんでいました。
その上「フィガロ・ガルシア」と「フローレス兄弟」。「ガルシア」はスペイン語系の名字で、スペインでは「佐藤」並に多いそう。「フローレス」は「flores」(florがスペイン語で花の意味)かなと思います。「フローレス」はそんなに多い苗字ではないかも。祖先がお花屋さんだったんですかね…
超南米やん…っていう印象だったので、食事も納得でした。
ていうか、「ガルシア」って『百年の孤独』書いたガルシア=マルケスから来てたりする?
ただレノの「羊飼い」や、街並みや山岳地帯なんかはヨーロッパぽさが強いですよね。
そしてステだとめっちゃケルト音楽(商業的に作られたジャンル。ウェールズからポルトガルにかけての民族的楽曲)にされてましたね。
リメンバーミーみたいな南はダメですか…
中央の国も、イングランド的なのかと思いきや中東要素もあり。かたや東は訓練着にチャイナ服が採用されるも、アジア要素ゼロという。
国同士の文化の書き分けなどに悩まされ続けますね。
また新情報あったら判別要素に使っていきたいですね。
さらに余談
南米はトルティーヤ(トウモロコシ粉を薄く焼いたパンのよつなもの)のイメージが強いですが、お米も食べるとブラジル系の友人は言ってました。
トルティーヤの具として米が入ってたりしますよね…
ちなみに、カリカリの硬いトルティーヤはアメリカ風メキシコ料理です。
トルティーヤでお肉巻いて南のみんなが食べてたら可愛いなあ、と思います。
やけにバーベキュー(南祝祭、匙68)したがるのも、南米っぽいのかなって思います。
閲覧いただきありがとうございました。