爆発級のトキメキです！！「はぁ？吸血鬼、君のトキメキと連動するメトロームって何だよ」
「いや、私が聞きたいくらいなんだけど…うーん、ツクモ吸血鬼の一種らしい」
高等吸血鬼であるドラルクと退治人であるロナルドはソファーに座りながら、目の前の段ボールに収まっていた茶色のメトロノームを胡散臭げに見つめた。
依頼人からバレンタインにロナルド様にプレゼントと贈り付けられた中に混じっていた匿名配送の怪しい箱を開けてみれば、厄介ごとの始まりだ。
説明書が付いていて、気になるあの子に持たせて脈アリか確認しちゃお！と少女漫画みたいなデカい目の女の子が吹き出しでコメントしていた。
名前通り、手に持った人間の心拍数と連動するらしい。
いや、何それダサいスマートヴァッチか？

爱哭鬼　　白黄混合着的光亮直射入眼，酸痛伴随着眼泪一起滚落。不顾双眼的不适，他用力抬起头，看向面前这位高大的，给予他这份光明的魔法使。惊魂未定的孩童手臂上似乎还残留着羽毛的温暖触感，几秒前才从那个鸟笼中出来，大口呼吸着终于得到的自由。
　　“哎呀，抱歉，我好像认错人了。要把你送回去才行。”
　　那个魔法使半蹲下来与他平视，精致华贵的衣物带起淡淡茶香。阳光照射在那位孩童，或者说成长过慢的少年身上，从未有过的暖意顺着单薄的衣领钻入，以往只能透过缝隙得到的温暖此刻正不可思议地将他包裹，泪珠顺着稚嫩的脸庞滑落下来。
　　是魔法吗？只有魔法才能将男孩的内心打开一条缝隙。他尝试着张开嘴唇，干渴已让他的嗓音变哑。
　　不，我不要回去。请带我走吧。