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    Lococo

    @Lococo51774193

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    💎🏅のお話 三話
    ※苦手な方は開かないでください🙇‍♀️
    ※だいぶえっちです。
    ※まだ途中です。出来上がり次第、追加します。ごめんなさい💦

    合鍵と冷蔵庫三話 合鍵と冷蔵庫(天元×天満)

    注意書き:
    天元は、大学在学中にプロのフォトグラファーとして契約してます。最近忙しくて大学ちゃんと卒業できるのか心配。
    天満は、高校二年生(もうすぐ三年生)で、やっと本気を出して、今や体操界の注目株。ダイキ先輩と同じ大学に行きたい。多分、強い体操部のある高校に通ってると思いたい。練習後に天元んちに寄っていけるくらいの距離感であってほしい。
    橋木ダイキ先輩は、大学一年生で天満の体操の先輩。日本で一番有名な体操選手なのでいろんな人脈を持ってる。

    これまでのあらすじ:
    一話で、天満は天元にネイルを塗ってもらってます。その時の天元の手がエロっちくて意識してます。
    二話では、天満は雑誌の撮影で天元に写真を撮ってもらってます。その時も天元の手とか視線がエロっちくて意識してます。
    天元は常に天満を意識してます。天満に部屋の合鍵を渡してます。


    ***

    先日、撮影した写真は、アスリート特集と題してほんの数ページ、誰もが知っているファッション誌に掲載された。天満が写っているのは一枚だけで、あとはダイキのピンばかりだったが、正直、天満はホッとした。こんなものに出されても、面倒なだけだからだ。元々、乗り気ではなかったから、何とも思わない。
    ただ少し気になるのは、天元が撮った残りの写真だ。そこそこ枚数があったはずなのに、何処にいってしまうのか。実際にそれらを見たわけではないが、多分間違いなく、他とは違う。たった一枚のこの掲載カットを見ただけで、その違いが分かるからだ。
    ……仕事なのは分かるんだけどさ、なんかな…。
    あんなに撮ったのに、使われたのは一枚だけだなんて、天元はどう思うだろう。天満は天元の事を考えると、少しだけきゅっと切なくなった。
    気になりすぎてメッセージを送ったが、返信は『何が?』の一言だけだった。
    天元にとっては、さほど気になる事ではないらしい。
    それ以上もそれ以下もなく、この話はこれでお終いといった雰囲気に、天満は釈然としなかった。

    ***

    静かな部屋の中に、冷蔵庫の鈍い微かな音だけが響く。外はもうだいぶ薄暗いから、余計に静かさが際立つ。
    誰もいない。今日は仕事はないと聞いているから、大学にでも行ってそのまま遊び呆けているのだろうか。あれでもまだ在籍中だ。
    部屋の鍵をテーブルの上に置いて荷物を下ろす。部活帰りの重いカバンがどさっと音を立てた。
    天満は冷蔵庫に近寄ると、当然のように扉を開けた。どうせいつもの通り、酒か水しか入ってないと思いながらも。
    「…あれ」
    天満の動きが一瞬、止まる。
    いつもの光景とは違い、何やら黒いカートカンが綺麗に並んでいた。その横には、プロテインゼリーも置かれている。
    「コレ、こないだ飲んだような…」
    黒いカートカンをひとつ手に取り、天満はソファに座って、それを開けた。見覚えのある黄色い文字でゴールデンパイン100%と、パイナップルの断面が描かれている。
    ……どこで飲んだっけ。
    くい、と口に含みながら、記憶を遡った。いつぞやの合宿だったか、差し入れで頂いたものの中にあって、トレーニング後に選手コーチ陣に配られた。その風景を、ダイキがSNSに上げたと言っていたのを覚えている。その写真をチラッと見せてもらったが、相変わらずダイキの距離が近くて『仲良し』ショットだと話題になっていた。
    甘くてほのかに酸っぱい、果肉の味わいそのままの味に、ふんわりと天元の香りが残る部屋。
    以前、ネイルを塗ってもらったあの日の事を思い出した。
    「…はぁ」
    深いため息を吐く。あの日以来、天満の中でやましい気持ちが日に日に強くなっていたからだ。
    元々、普通の男子高校生並みの性欲は持ち合わせていたが、あれ以来、歯止めがきかない。
    同級生の野球部やラグビー部の連中は、毎日のようにニ、三回は自分で処理すると言っていたし(どこまで本当かは分からないが)、体育会系はそっちにめっぽう強いという話も聞いた事がある。女子アナがプロ野球選手と結婚するのもソレだという、根も歯もない噂も耳にした。
    「…気持ち良かったんだよな…」
    呟きながら、天満はごろんとソファに横になった。
    あの時、天元に触れられた体の部分が、熱を帯びる。耳にかかる吐息と低い声を思い出して、体がぴく、と反応した。
    ……ムラムラする!
    抑えがきかなくなったのか、天満は急に起き上がると、着ていたジャージの上着を脱いだ。体温が上がって暑さに耐えられなくなったのだろう。するとそのままの勢いに、下着ごとズボンを脱ぎ捨てた。露わになった自分の下半身に、迷う事なく右手が伸びる。己の欲求に正面だ。
    『ココ、気持ちい?』
    天元の声を脳内で何度も再生する。
    ……気持ちい…。
    再びソファに体を預けて、天満は天井を見上げた。
    自分の部屋でする自慰とは、違う景色と空気に、堪らなく欲情を覚える。
    「…マジで、これやば…」
    してはいけない事を、してはいけない場所でしている、その事実が無性に天満を煽る。十代の男子らしく、快楽に従順だった。
    自分の右手を荒々しく上下に動かす。ただの生理現象、と自分に言い聞かせるが、後ろめたさも片隅にあるせいか、とにかく早く終わらせてしまいたかった。
    「…んっ…」
    声が漏れて、天満は左腕で両目を覆った。視界を隠すと、さらに妄想が広がって、浮かぶのは天元の姿ばかりだった。あの指が自分の体を這っていく姿を想像して、天満はきゅっと唇を噛んだ。
    ……もっと触って欲し…。
    声にならない声で呟く。
    「……なにが欲しいの?」
    脳内で再生していたはずの天元の声が、急にはっきりと耳に響いた。
    「……え?」
    顔から左腕を離して目を開けると、目の前で銀色の髪がさらりと揺れた。真上から覗き込むようにした、天元の整った顔が間近にある。
    「…っ、うわっ!」
    事態をうまく飲み込めず、驚いた天満は思わず勢いよく体を起き上がらせた。
    と同時に、ごつんと鈍い音が頭の中で響く。
    突然、体を起こした天満の額が、見事に天元の眉間あたりにヒットしていた。
    「いって!何すんのお前…」
    不意打ちの頭突きを食らって、天元が眉間を押さえた。明らかに機嫌が悪くなる。
    「…ってぇ…!てか、なんでいるの⁈」
    天満も痛そうに額を摩る。
    「いて悪いかよ、ココ俺んちだけど」
    「…いや、そうだけど。…い…いつから?」
    「は?今さっきだけど?お前、何してんの?」
    天元はソファの背もたれの後ろから天満を見下ろしていたが、もぞもぞと体を丸める天満の足元に目を置いた。素足だ。一瞬は驚いたような表情を見せた天元だが、すぐに口元を綻ばせると、ソファの背もたれを跨いで、そのまま天満の体に股がった。

    ***

    「…俺がいない間に、何してんの?」
    天元が意地悪く薄笑いを浮かべる。
    「…あ、いや、ちょっと…」
    素直にムラムラしました、と言いたいところだが、友人同士とのそういう会話のようにはいかない。状況が悪すぎる。どうやってこの場を収めれば良いのか、今の天満には全く思い浮かばなかった。
    取り繕う言葉も見つからず、天満はただただ、天元から目線を逸らす事しか出来ない。
    「…何かやましい事、考えてた?」
    天元の顔が悪魔のように見える。羞恥心で爆発しそうで、天満はぐっと言葉を詰まらせた。
    天満はTシャツの裾を思い切り引っ張ると、剥き出しになっていた下半身の大事な部分を隠した。Tシャツの下のそれは、元気すぎて一向に収まらない。
    「Tシャツ、汚れちゃうよ?」
    天元はにやりとほくそ笑むと天満の手ごと、Tシャツを捲り上げた。
    「…あ、ちょっと!止め…」
    元気の良い姿を晒されて、天満の顔は真っ赤なのか真っ青なのか、ぐるぐると忙しく表情を変えた。
    「…見んなって!」
    視線を感じた天満は、天元の目を覆おうとして手を伸ばすも、いとも簡単に天元の左手に阻まれる。
    「なんで?今更、恥ずかしい事なんてないでしょ?一緒にお風呂も入ったじゃん」
    くすくすと笑いながら、天元は右手を天満の太腿に置くと、そのまま上へと這わせた。
    「…そんなの、ちっせー時だし!」
    「そーだね、あの頃はちっさかったね。あんな可愛かったのに、こんなおっきくなって」
    そう囁くと、天元は天満の敏感になっているそれを右の人差し指でなぞった。先端がぴくりと揺れて、うっすらと湿っていく。
    「…や、待って…マジで無理…」
    「…イヤ?」
    「…いや、そうじゃなくて…」
    手を止める天元に、天満は両手で顔を隠すと、はああ、とひとつ息を吐いて
    「…マジで、気持ちよすぎて無理…」
    消えそうな声でそう呟いた。

    ***

    「へえ…」
    と天元が面食らったような表情を浮かべると
    「…え?」
    と天満は、はっと我に帰った。
    「気持ちいいんだ?」
    「…や、その、そうじゃなくて」
    「違うの?」
    天元が意地悪く、右手でそそり立つ天満のものをきゅっと握った。
    「…っ、だから…それ、やなんだよ」
    「…それ?ちゃんと言わなきゃ、分かんないよ」
    天満の吐息が荒くなる。天元はゆっくりと包み込むように右手を上下に動かした。
    「…んっ」
    天元の長い指が天満を刺激すると、おかしな声が出そうになって、天満は思わず両手で口を押さえた。
    「…だから、その手で触んないで…」
    絞り出すようにか細い声でそう言うと
    「…その、手が、やらしいんだよ!」
    我慢できなくなって、天満は思わず天元の手を掴んで止めた。

    ***

    続く
    出来上がり次第、こちらに追加します



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