「マイクお前ちょっと太っただろう」
クライゴアの言葉に「ハァ?」と声を上げた自分はロボットだ太るわけがない。
最近自分の食べられるものがちょっと増えてパクパク食べるようになったとはいえやれやれと首を振る
「自分、ロボットデアリマスヨ?」
「ちょっと体重測ってきなさい」
なんだよ面倒だな、そう思いながらも体重計に乗り、降りて、また乗る
おかしい
自分の体重は90キロ前後だったのに150キロになっている。
マイクは急いで姿見を見て確認するが前より太ったと言われる変化はないからクライゴアにこの不思議を報告するために研究室に戻るとクライゴアがさっきまでマイクが座っていた椅子をなにやら触っていた。
「ナンデスカ?」
「いや、それよりどうだった?」
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