タイトルなんかねぇよ()俺はサンズ
見ての通りのスケルトンさ
hehe。まぁ、俺はみんなから
「マーダー」って呼ばれてるから気軽にマーダーと呼んでくれ

そんで今絶賛迷子中だ
目の前に違うスケルトンがいるが、あいつも迷子っぽいな
関わりたくないから離れようとしたらそいつが俺の服を掴んできやがった
さっきは遠くて分かりにかったがこいつ「ホラー」じゃねぇか、
しかも子供になってやがる、、、
ボスに報告しても押し付けられるんだろうな、
ポジティブに相談はしたくねぇし、、、
クソが、俺が育てるしかないのか？
クロスに頼みてぇところだが今はいない
都合わりぃなぁ

今日何度目になるかわからない、クラージィからのまじまじとした視線を受けて、「もういいだろう」とノースディンは軽く目を逸らした。だがクラージィは目を合わせていたわけではなく口元を見ていたので、ノースディンの反応を気にしていない。変わらぬ視線を感じる。
「もしわたしが直毛で現れたら、お前はずっと気にするだろう。それと同じようなものだ」
それを言われたらノースディンは相手の態度を拒絶できない。

今日のノースディンには、口髭がなかった。

稀に思い出したように、髭のない顔がどうなのかと雑談で出されてはいた。それをこちらもふと思い出した折、ほんの気まぐれで髭を落として来訪を迎えてみたのだが、当然というか、彼の視線はノースディンの顔にずっと釘付けだった。