The Man of Fifth「えっ!」
集合場所へ到着するなり、テッドはぎょっとして声を上げた。
できればもう関わり合いになりたくないと思っていた人物が、目の前にいたからである。
「ん…?ああ!君はさっきの…まさか同じ任務を受けているとは」
テッドを振り返った男は人懐こそうな笑みを浮かべて歩み寄ってくる。
この男…確か名前はウェド・ディアス。
つい先ほどの初対面の印象は最悪だった。見た目から態度からいかにも軽薄そうで、実際テッドの目の前で複数の女性に甘い言葉を囁いて引っ叩かれていた。
(こういう奴って大抵自意識過剰でひとりよがりなんだよなぁ…顔が良いからちやほやされて、自分は強いって思い込んでるけど実力は大したことないナルシストの典型ってかんじ…)
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