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    立花👾

    (偽名)

    寝るのが大好きです。

    スランプとは腐れ縁で時々運良く綺麗に描けます。

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    立花👾

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    あなたは恋というものをしたことがありますか?
    これは1人の学生の物語…

    #恋愛小説
    loveStory

    恋話恋話


    初恋は、僕が中2の頃でした。
    その人は別のクラスの人でしたが、同じ委員だったので良く顔を合わせていました。
    中学では珍しいかもしれませんが、飼育委員があったんです。

    その飼育委員の委員長が初恋相手でした。
    委員長は動物が大好きで、学校が休みの日も動物のお世話をしに学校に登校するんです。
    僕はそんな委員長に当時憧れていました。
    そして委員長と一緒にいる度どんどん、委員長のことばっかり見て考えるようになっていました。

    会っていない時も「どうしてるかな」「もう寝たかな」と頭の中で考えてしまうのです。
    夢にも何度も出てきました。
    気づいたら中3の冬になっていました。
    委員長は少し遠くの高校を受験するそうです。
    僕の頭じゃとてもそんなところを受けれそうにありませんでした。

    でも…

    委員長と会えなくなるのはとても寂しいと
    思ってしまいました。
    その時に改めて委員長のことが好きなんだと自覚しました。
    そして、僕は委員長に告白することに決めました。

    受験中に告白されてしまったら受験の妨げになってしまうので受験後の
    2月
    どうせなら、バレンタインに告白しようと思いました。
    バレンタインまでにどう告白しようか、何度も考えました。
    机の上には丸めた大量の紙
    言葉が決まらないままバレンタインが来てしまいました。

    前日は夜更かししてまで考えたのに、全く決まりませんでした。
    目を擦りながら重い足を動かし学校に登校したのをよく覚えています。
    委員長に話しかけられないまま放課後になってしまいました。
    告白のことで忘れていましたが、その日は飼育委員の当番で、これが最後のチャンス…
    唾を飲み込み、飼育小屋に向かいました。

    委員長はいつも通り動物の世話をしていて、
    そんな委員長に見とれてしまって、告白出来ずに帰る時間になってしまいました。
    「もう諦めようかな」とも正直思いました。
    だけど、ずーっと思い続けたこの気持ちを、
    伝えずに終わるのは嫌とも思いました。

    力を入れ思いっきり振り向いた先に、委員長がいました。
    委員長は僕に優しく微笑みかけて、
    その時、やっと言葉を見つけたのです。

    「あなたの、その優しい笑顔が、ずっと好きでした、愛しています。」

    この先は覚えていません。
    嫌な記憶だったのかもしれませんし、
    ただ記憶力がなくて忘れてしまったのかもしれません。
    今は委員長とは一緒にいませんが、
    きっと上手くやっていると思います。
    委員長は誰よりも優しい笑顔をするのですから



    この物語はフィクションであり、
    実在の人物(他以下略)とは一切関係ありません。
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