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    とのべ

    @ytkntrg
    成人済みの腐ってる社畜
    表に流すの躊躇うやつ用にポイピク使用中
    俺レベという沼に頭から突っ込んでしまったオタク
    俺レベ/旬右中心にイグ旬やSESに狂ってる

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    POIPOI 80

    とのべ

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    ※解釈違い注意
    こんな旬君も居ても良いんじゃないかなって…思って出来た作品
    ちょびっとだけイグリット出て来ます
    イグリットになら甘えそうですよね旬君

    認めて欲しい葵も母さんも寝静まった時間、ベットの上でぼぅ…と壁に体を預けながら虚空を見つめる

    「イグリット」

    小さく呼べば床から目立つ赤いプルームとともにイグリットが現れる、普段の旬と雰囲気が違うのを瞬時に察知したのか、旬と目線を合わせるために少し屈み顔を覗き込んでくる

    「なぁ、イグリット…」

    名を呼んでイグリットに遠慮がちに伸ばしマントを掴む

    どれだけ強くなり、奪われたものを取り返しても満たされない部分に時折蝕まれ、一番近しい存在のイグリットに助けを求めてしまった

    「な、イグリット…父さん…褒めてくれ…」
    「………」

    つい、本音が溢れてしまう
    旬に一番長く従うイグリットに失礼な行動だと十分理解しているが、どうしても我慢できなかった

    父親が行方不明になってから旬の激動は始まり、母親が溺水症になり更に藻掻き、自分なりに足掻いて妹の葵を守り生きてきた、それを認め、褒めて欲しかった
    プレイヤーとなり、S級までのし上がったのに、そんな衝動は消えず膨張する一方だった

    「父さん…とうさん、なぁ、なんで」

    帰ってこないんだよ…
    ぐるぐると渦巻く僻みと欲求、不満全てが入り混じり旬の前に居るのが誰なのかも忘れ、ボロボロと思ったことを口にしてしまう

    泣いてはいないが悲痛な訴えをする旬にイグリットの体が硬直し、腕が彷徨っていた
    こんな心の弱い君主に従っている事にきっと幻滅しただろう、そう分かっていても隠せなかった

    「ごめん…今だけ、今だけだから…」

    自分に言い聞かせるように呟く、そう言いながらマントを握り締めた指は力を込めすぎて白くなっていた





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    Replies from the creator

    recommended works

    5shiki

    DOODLEセ部屋に閉じ込められて何にも起こらず出て来るタイプのオタレイ…オタレイ…???
    何も始まりませんでしたが、真ん中バースデーおめでとうございます!
    vanish partisan『セックスしないと出られない部屋』




    「全然だめですね」
    「傷ひとつつかないな…」


    ちょっとした会議室くらいの広さの、窓のない四角い部屋。扉はついているが、鍵が掛かっていて開かなかった。その扉の上に堂々とかかっている看板に書いてあるのが、前述の通り『セックスしないと出られない部屋』の文字である。


    「サモンズいけるか?」
    「やってるんですが、魔力が散ってしまって」
    「上級魔法が使えなくなっているのかな、この部屋は。出る方法はあのふざけた看板の通りにするしかないという事か」


    なかなかイラッと来る達筆な字だ。どんなに呪文をぶつけようと、壁も扉も看板も、傷ひとつつかなかった。レインが石になれと言わんばかりにそれを睨みつけ、もう一度特大魔法をブッ込もうと杖を構えたのを、後ろから伸びてきた手がぽんと肩を叩いて止めた。もう一人この部屋に閉じ込められたオーターである。レインの石化効果のありそうな視線をそのまま向けられ、彼はちょっとため息をついて後ろを振り返る。
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