悟飯もさすがに開腹はやだなーと思っていたが、仲良くなるにつれヘドの天才っぷりにも信頼を寄せるようになり、まあいいか?と流された。
大人になって母の管理下から抜けたことと、初めてできた隠し事をしなくてよい同年代の研究者友達の存在に舞い上がっていたこともあり、自分がモルモットになることにオッケーを出してしまった。
普通に興味もあった。
悟飯はノーマル状態では歯が立たない元誘拐犯一味のガンマに無意識に警戒心を抱いていた。
子連れの獣なので子供の頃より警戒心が高い。
ビーストは悟飯の無意識の警戒を感じとっていたので、ときどき1号を見つめていた。
1号が不要だったのに咄嗟にトランクスを庇ったことを知り、1号の善性に悟飯が信頼を持ったのでビーストも見つめるのをやめた。
ヘドは多少皮膚を強化しているとはいえ、脆い地球人なので警戒対象ではない。
腹を開くことを盗み聞きしたトランクスは、慌てて悟天のもとへ行き事情を説明し、自分たちだけじゃ悟飯は言うことをきかないと判断してピッコロに助けを求めた。
悟飯は自分の頑丈さを過信しすぎだ!と怒ったピッコロはカプセルコーポレーションの窓をぶち破った。
夕飯時にヘドとなにやら研究しているらしいことは聞いていたが、まさかそんなに危険なことをしているとは思っていなかった。
この件はビーデルにも伝えられたので、悟飯はこの日説教三昧だった。