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    hakkabox

    @hakkabox

    考察と妄想とポエムとメモがごっちゃになりがちなので、とりあえず思いつきを放り込むボックスを作ってみました。作品未満のまとまらないポエムとか、脳内会話とか、ネタバレメタ視点だとか!
    緩く生暖かくご覧いただけると幸いです。

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    hakkabox

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    はっかだまの宿痾、原作軸のままもしもフリックが男装の麗人だったらの世界線。先天にょたのフリックと、おのれの執着心を認めようとしない往生際の悪いビクトールの物語。
    ビクトール視点の2度目に手を出したときのSS。同じ状況でフリック視点のSSが「砂のかたち」

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    hakkabox

    PASTサマーウォーズ放送記念に!
    過去名義でアンソロに参加させていただいた支部にも乗せてるやつですが、ビクトールとフリックが花札勝負をしているのを見たかったので自分で書いた話

    ビクトールとフリックの明確なキスシーン(感情を伴うが挨拶程度の肉感的ではない描写)、地の文において身体を重ねる関係であることが明示されていることをご承知おき下さい
    恋請「なあフリック、賭けをしよう」
     言い出したのはビクトール。いい加減酔いも回っている筈の宴もたけなわの頃合いだったにも関わらず、その声はとても落ち着き払っていた。軽い酔い心地のまま、ぼんやりと酒場の喧騒に身を任せて頬杖をついていたフリックは、足を組み替えながら向き直る。
    「ふうん…どうせろくでもない魂胆があるんだろ」
     たっぷり一呼吸分の間、無遠慮にビクトールを上から下まで眺め回してやってから、フリックはにやりと笑ってそう応じた。 
     ああ、まったくもって良い酒だ。なんたってビクトールの考えていることが良くわかる。
     いつもよりほんの僅かに上目遣いにこちらを伺う男の視線をフリックは真正面から受け止めた。この男が、こういう目をするときに考えていることなど、フリックにはとうの昔に分かりきっている。
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